3年に1度開催される現代アートの祭典「岡山芸術交流2022」の内覧会が、9月29日に開かれた。
今回は、岡山市北区の旧内山下小学校をメイン会場に、13カ国28組の作家が参加する。

体験できる巨大な作品も

戸田奈沙記者:
こちらは遊園地のジェットコースターをモチーフにした巨大な作品で、実際に上にのぼって滑ることができます

この記事の画像(12枚)

メイン会場となる岡山市北区の旧内山下小学校に展示されるのは、実際に滑って、アートを体感できる高さ4メートルの作品。

メイン会場となる旧内山下小学校
メイン会場となる旧内山下小学校

岡山芸術交流は、3年ごとに開催される現代アートの祭典で、3回目の今回は13カ国28組の作家が参加する。

こちらはニューヨークを拠点に活動する作家の作品。水の無いプールに全長7メートルの巨大なクマのぬいぐるみが横たわり、強い存在感を放つ。

不安定な社会情勢に生きる人々へ思いを込めて

そして、地球温暖化などの気候変動を表現した作品。バーカウンターに一風変わった天気予報が映し出され、自然がもたらす恐怖と美しさを感じることができる。

また、初めて後楽園も会場に加わり、岡山市中心部の10カ所で60を超える作品が楽しめる。
今回のタイトルは「僕らは同じ空のもと夢をみているのだろうか」。そこには、新型コロナ感染拡大など、不安定な社会情勢を生きる人々への思いが込められている。

アーティスティックディレクター リクリット・ティラヴァーニャさん:
メッセージは、一緒に夢を見ましょう。世の中こんな状況なので、一緒に夢をみられるか、考えることも重要

岡山芸術交流2022は、9月30日から11月27日まで開かれる。

(岡山放送)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(12枚)