子どもや高齢者向けの交通安全教室でお馴染みの「腹話術」。そのノウハウを、若手警察官が学ぶ研修会が浜田市で開かれた。ベテラン警察官が、長年培った技を次の世代に継承する。

県内で14人いる"ベテラン"警察官

腹話術の手本を見せているのは、島根県警の森昭夫警部補。
腹話術や手品による交通安全指導を27年間にわたって行なってきたベテラン警察官で、現在、島根県警に14人いる技能指導官の1人。

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県警では、実務経験が豊富で卓越した専門的技能、知識を持つ警察官を「技能指導官」に任命。若手の指導役を務めている。

わかりやすい「交通安全教室」のために

浜田警察署で、腹話術や手品など交通安全指導に欠かせないコミュニケーションの技能を学ぶ研修会が開かれ、若手警察官約20人が参加した。

研修では、鮮やかな手さばきでカードを操ったり、腹話術も披露。

島根県警察 技能指導官・森昭夫警部補:
しゃべる、目を動かす、首を動かす。こうなってしまうと(止まってしまうと)死んでしまうので、しゃべって動かすと人形が生きているみたいになる

腹話術は、口・目・首を動かすことで人形がいきいきと見えること、唇を動かさずに話すには奥歯を噛みしめながら声を出すことなど、ポイントをわかりやすく伝授した。

参加した警察官:
自分が交通安全教室をやっていく上で、子どもたちや高齢者の方々が楽しみながら安全を学んでもらえると思ったので、これから技術を習得して実際にやってみたい

島根県警察 技能指導官・森昭夫警部補:
私も独学。決して上手にやらなくても、一生懸命やることで市民の方に伝わる。そういう気持ちで少しでも技を盗んでやってほしい

県警は、より伝わりやすい交通安全指導を目指し、ベテランの技能の伝承を進めていくことにしている。

(TSKさんいん中央テレビ)