9月3日、小田急電鉄のイベントで、運転室越しに撮影された映像。
駅のホームに入ってきた電車が、けたたましく警笛を何度も鳴らします。ホームには、カメラを持ったいわゆる“撮り鉄”と呼ばれる人々が。
いったい何があったのでしょうか。

点字ブロックをはみ出す危険な撮影…警笛&徐行

9月3日、この日行われていたのは、小田急電鉄で現在2編成しか残っていない、貴重な旧型車両の貸し切り運行ツアー。動画の投稿者は、運転席のすぐ後ろから撮影していました。

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駅に響く、警笛の音。ホームには、カメラを構えた鉄道マニア、いわゆる“撮り鉄”の人たちがカメラをこちらに向けています。

やがて、車内アナウンスが…

車内アナウンス:
ホーム上ですね、点字ブロックをはみ出して撮影している方が大勢います。そのため、事故防止のため速度をかなり落として運転しております

電車が近づいてきても、黄色の点字線をはみ出して撮影する人の姿が。中には、スマートフォンだけ黄色い点字ブロックの外側に置いている人まで。

多くの撮り鉄がルールを守って撮影する中、一部のマナー違反の“撮り鉄“の危険な撮影のせいで、警笛を鳴らし、徐行をしていたのです。

脚立やホームギリギリで撮影する人も…

撮影は駅だけではありません。遮断機が下りている横で脚立を立てて撮影する人の姿や、駅の反対ホームでは、ギリギリの場所で撮影している人も。
イベント車両は通常ダイヤの合間に走行していたため、他の電車も普段通り運行していたといいます。
そのため、万が一の事態が発生した場合、大きな影響が出てしまう可能性もありました。

こうした一部の撮り鉄の行為に、“運転士目線”の映像を撮影した投稿者は…

投稿者:
7割ぐらいはちゃんと守ったんですけど、あとの3割は黄色い線出ていたりとか。公共交通機関ですし、一般の方も使っていますので、電車好きとしてはやっぱりそういう迷惑を絶対かけてはいけない

(めざまし8「#NewsTag」9月8日放送)