9月1日は「防災の日」として有名だが、実は「国際霊長類の日」でもある。9月に入ったということで、愛媛県立とべ動物園の「霊長類」に注目する。人間も霊長類、私たちの「仲間」について知りましょう!

霊長類の体の特徴「目の位置」

「国際霊長類の日」は霊長類の現状を知ってもらおうと、動物保護団体が2005年に制定した。

この記事の画像(17枚)

そもそも霊長類とは…?とべ動物園の出野萌子獣医師に教えてもらった。

とべ動物園・出野萌子獣医師:
簡単に言いますと、お猿さんの仲間で、お猿さん全部を指します。なので、もちろん人も霊長類です

とべ動物園には現在24種類140頭の霊長類が暮らしているが、霊長類にはどんな特徴があるのか?

鈴木瑠梨アナウンサー:
見てください、骨がありますけど、なんか人の骨の形に似ているようにも見えるんですが、これは何の骨でしょうか

とべ動物園・出野萌子獣医師:
これはフサオマキザルの頭骨、頭の骨ですね

ここに、霊長類の体の特徴がわかりやすく現れている。

とべ動物園・出野萌子獣医師:
顔の前面を見ていただきたいんですけど、目が付いている所が顔のまん前に来ているんですね。馬や牛なんかは頭の横についていることが多いので、これは霊長類の特徴ですね

目が前に付いていることで、物を立体的に見ることができ、動きやすいという。同じく霊長類のマンドリルの頭骨。やはり目が前についている。

一方、ヒョウはというと目がやや横側に。目の周りの骨も一部ない。

とべ動物園・出野萌子獣医師:
霊長類は、このように目の周りがぐるっと骨で一周しているっていうのが特徴になります

特徴はほかにも…

とべ動物園・出野萌子獣医師:
脳みそが入る部分も、ほかの動物に比べてとても大きいです。「霊長」という言葉には、「最も優れた」という意味があります。脳が発達しているからこそ、霊長類は賢いというわけなんですね

人間に"近い"霊長類を紹介

そして、続いての特徴は「多様な仲間」。

鈴木瑠梨アナウンサー:
なんと、この「スネークハウス」の中にも霊長類がいるみたいなんです。さっそく行ってみましょう。いました!「ショウガラゴ」です。まん丸の目がくりくりしていてかわいいですね。こんなに小さな子も霊長類なんですね

約200グラムの小さな夜行性のサル・ショウガラゴも私たちと同じ霊長類。

そんな霊長類の中でも、特に人間に近いといわれるチンパンジー。とべ動物園にいる仲間たちを紹介。現在、とべ動物園に暮らしているのは6頭の群れ。

2022年で51歳、穏やかでみんなを見守る「マリー」さん。

テンションが上がると、バック転しちゃうこともあるというやんちゃ盛りの「ロッキー」。

そして、群れのボス!お父さんの「ロイ」など個性あふれるメンバー。

普段チンパンジーと接しているキーパーの井上依里子さんは、その賢さを感じる瞬間がたくさんあるという。

とべ動物園・井上依里子キーパー:
チンパンジーって学習する動物なんですけど、親のやっていることをよく見ているので、私たちが特に教えなくても、いろんなことを親から真似ますね。例えば、お尻のチェックをしたいからお尻見せてっていうのも、お母さんがやってれば子どももするし

仲良く暮らす姿を見るだけでも癒やされるが、チンパンジーなどの類人猿の仲間は、今、絶滅の危機に瀕している。

とべ動物園・出野萌子獣医師:
人間の生活といいますか、森林伐採とか戦争なんかも絡んでくるんですけど、そういったことでだんだんすみかを奪われて、いなくなってしまう種類が今多いですね

動物の中でも特に賢い霊長類。
その元気な姿を守っていくためにも、まずは霊長類について知るところから始めてみませんか。

(テレビ愛媛)