ママ友による”支配”はあったのか…。

赤堀恵美子被告(49)
赤堀恵美子被告(49)
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写真の中でほほ笑む赤堀恵美子被告(49)。9月5日の裁判では、背中まで届くほどの長さだった髪をバッサリと切り、1つにまとめた髪型で法廷に姿を見せた。

容体急変も「緊急性を感じなかった」と主張

赤堀被告は2020年4月、母親の碇利恵被告(40)に指示して、当時5歳だった碇被告の3男・翔士郎くんに十分な食事を与えず、餓死させた罪などに問われている。

これまでの裁判で碇被告は、息子の容体が急変した際も、赤堀被告の指示を仰いで様子を見たなどと証言していた。

一方の赤堀被告は”支配”を一貫して否定。5日の被告人質問では、翔士郎くんが亡くなった当日の様子について「緊急性を感じなかった」と主張した。

赤堀恵美子被告:
碇被告に(翔士郎くんが)昼寝をしていないと聞いたので、「眠いから寝ているのかもね」と言った。

離婚の半年前から異変「あり得ない額を…」

また、嘘の浮気話で離婚に追い込まれたとされる碇被告の元夫が、検察側の証人として証言した。

碇被告と元夫が離婚したのは、翔士郎くんが餓死する約1年前の2019年5月。その半年ほど前から碇被告の態度が急変したという。

碇被告の元夫:
あり得ない額を(口座から)おろしていた。200から300万円くらい。

そして最後に、碇被告の長男と次男からの伝言を読み上げた。

碇被告の元夫(長男と次男の伝言):
(赤堀)被告人の言うことはすべて嘘。指示していないと本人は言っているが、僕たちは指示されて、ろくに食事も与えられず、長い間苦しい思いをした。母親の言っていることが真実だから。

起訴内容を全面的に否認している赤堀被告。無実を主張し、争う姿勢を示している。

(イット! 9月5日放送)