「ながてつ」の愛称で親しまれている岐阜県の「長良川鉄道」の沿線には、伝統の郡上おどりでにぎわう郡上市や、駅直結の温泉もある。清流と田園風景の間を駆け抜けるローカル鉄道は、車窓から見える景色も魅力の1つだ。
郡上おどりが3年ぶりに開催 呉服店で浴衣レンタル
この記事の画像(20枚)岐阜県を走る「長良川鉄道」は、美濃加茂市と郡上市の間、全長約72キロを結ぶローカル鉄道だ。
郡上八幡駅といえば、夏の風物詩「郡上おどり」。江戸時代から続く伝統の祭りで、期間中は町中に踊り囃子(おどりばやし)と下駄の音が響き渡る。新型コロナの影響で2022年は3年ぶりの開催となった。
そんな郡上の城下町を散策する前に寄りたいのが、駅から歩いて15分の場所にある「石山呉服店」。
この呉服店では郡上おどりのシーズン中、浴衣のレンタルができる。
予約は必要だが、着付けは無料だ(レンタル料金3850円)。
浴衣に着替えて城下町を散策すると、お祭り気分になれそうだ。
地元の飛騨牛乳を使ったジェラートが人気
続いて、目抜き通りにある「明宝ジェラート 郡上八幡店」へ(午前10時~午後5時 不定休)。
ショーケースに並ぶフレーバーは、色とりどりの12種類。
一番人気は飛騨の牛乳を100%使用した「ふるさとミルク味」。麦茶味と濃厚なマンゴー味も一緒にして注文したトリプル(カップ)は570円。
ふるさとミルク味は純粋な牛乳のコクが濃厚。岐阜の恵みをしっかり味わえる、ひんやりスイーツだ。
期間限定の「鮎料理列車」 景色を楽しみながら味わう
長良川鉄道で行く岐阜の旅。列車の中では鮎料理にこだわった特別企画も行われている。
鮎のお刺身に釜飯。
鮎の天ぷらも。
観光列車「ながら」の特別企画「鮎料理列車」。車窓を眺め列車に揺られながら、絶品の鮎づくし料理を楽しむことができる。
「鮎料理列車」は開催日の原則14日前までの予約が必要。詳しくは予約窓口で確認を。
【開催予定日】9/15(木)9/19(月・祝)9/21(水)9/23(金・祝)10/6(木)10/12(水)10/19(水)※最大23名で最少催行人数15名
・料金:大人1万5000円、小人1万3450円
・予約:0575-46-8021(午前10時~午後4時)
「みなみ子宝温泉駅」はまさかの“駅直結”の露天風呂
旅の締めくくりのおすすめは「みなみ子宝温泉」駅。この駅には、ホームに温泉の入口がある。
駅直結の露天風呂。景色を眺めながら、開放的な気分でゆったりと浸かることができそうだ。
長良川鉄道の降車証明書を見せれば、大人700円が300円に、子供350円が100円に入浴料が安くなる。
のんびりしながら涼も癒しも得られる長良川鉄道の旅。ぜひ訪れてみてほしい。
(東海テレビ)