独特な方法で猫のケンカを仲裁する小学生の様子がTwitterに投稿され、話題となっている。

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「『猫のケンカを止めて!』って頼んだら、オモチャのギターを使って歌って仲裁。 めっちゃ笑った。」とのコメントと共にTwitterに投稿された4枚の画像。

画像に映っているのは、雑種の「いなり」くん(3歳・オス)と同じく雑種の「おにぎり」くん(1歳・オス)。その2匹が取っ組み合いのケンカをしている目の前で夏休みの宿題をしているのが、小学3年生の長男くん(9歳)だ。

2枚目以降の画像では、長男くんがオモチャのギターを取り出し、暴れる2匹の前で弾き語りをしている様子。投稿者であるお母さんがケンカを止めるように頼んだところ、このような行動をしたのだとか。

猫たちに触ることなく、歌うという独特な方法でケンカの仲裁をしているのだ。

手前:いなりくん 奥:おにぎりくん
手前:いなりくん 奥:おにぎりくん

この微笑ましい猫と息子さんをTwitterに投稿したのは「なみそ 今日も猫だまり発売中」さん(@omochi_nam01)。

誰も傷つけない長男くんの平和的な仲裁について、Twitterでは「息子たん、全然動じないww」「なんか、和めます。息子さんは、本当に優しいんですね。」などの声があり、約1万3000件のいいねがつくなどと話題となっている。(9月1日時点)

ちなみにこの長男くんは絵の感性も素晴らしく、独特な色使いで描いた“猫の絵”について、過去に編集部で取材したことがある。

(参考記事:「君の描くネコは世界で一番愛しい」7歳息子の“アート”に大反響…他の絵にも芸術的センスを感じる

普段はおとなしい方を別の部屋に移動させる

長男くんが歌って猫のケンカを仲裁している姿が微笑ましいが、その後は収まったのだろうか?また、普段はどのように猫のケンカに対処しているのだろう。まずは飼い主にお話を伺った。


ーー改めて状況を教えて

投稿日の翌日が小学校の始業式ということもあり、夏休みの宿題が大詰めでした。 私は息子の宿題の丸つけをしていました。同時進行で頑張る息子の側に寄ってきた猫がドタバタし始めたので、息子に仲裁を頼みました。


ーー猫のケンカはどうなった?

この仲裁ですぐにケンカをやめることはなかったです。時間は計っていないですが、30秒くらいで猫達はすぐどこかへ行きました。その後もケンカはなかったので、仲裁の効果はあったのかもしれませんね。

「いなり」くん
「いなり」くん

ーー普段はどんな風にケンカの仲裁をしているの?

じゃれあいが本格化するときもあります。今回のように、危険性がない場合は「ほらほらやめてね~」と言って、比較的性格が大人しい方を抱っこして別の部屋に移動させたりします。

うちの猫たちは、人間に対して噛んだり引っ掻いたりすることは一切ないので、子どもたちもお手の物です。音が出る人形などで気を引いたり、ショットガンのオモチャを持ち出して弱い猫の方を守る様にして仲裁したりと、様々です。


ーー息子さんの性格を教えて

息子の性格はインドア派なので、家でゴロゴロするのが大好きです。 「生まれ変わったら、猫になりたい」と言うほどの猫好きです。「お母さん、押し入れに猫が全員寝とるよ」「お母さん、ういちゃん(猫の名前)があっちでお腹出して寝ているよ」など、一日に何度も猫の報告をしてくれます。 興味あるものにはすぐ食いついて、それ以外はマイペースにゴロゴロ。 猫みたいな子ですね。

おにぎりくん
おにぎりくん

猫たちのケンカは30秒ほどで収まってことなきを得たようだ。そして気になるのが、なぜ歌って仲裁しようとしたのかということだろう。夏休みの宿題を頑張っている最中に猫のケンカの仲裁を頼まれた息子さんにもお話を聞いてみた。

音楽を聴けば仲直りすると思った

ーーなぜ歌ってケンカの仲裁をした?

音楽を聴けば、仲直りしてくれると思ったからです。


ーーどんな歌を歌っていたの?

適当に作ったやつです。仲裁をしているときは特に何も考えていなかったです。


ーー反響についてどう思う?

嬉しいです。みんなも歌ってギターを弾いてみるといいと思います。

歌の効果はあったかは分からないが、30秒ほどでケンカは収まって猫たちはどこかへ行ったという。猫たちのケンカはあったものの、長男くんは無事に夏休みの宿題を始業式前日の夕方頃に全て終えることができたそうだ。

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プライムオンライン編集部
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