JR西日本が、三次元の仮想空間=メタバースに「バーチャル大阪駅」を作って公開した。
果たしてその目的とは?
仮想空間=「メタバース」上に駅や周辺の施設を再現した、その名も「バーチャル大阪駅」。
8月13日から開かれる世界最大のバーチャルイベントに出展し、世界中の人が参加できるということだ。
スマートフォンなどから専用サイトにアクセスして、自分の分身=「アバター」を動かしてエリア内を自由に散策できる。

また、ルクア大阪など4店舗が出店していて、気になった商品を購入することもできる。
専用のゴーグルとパソコンを持っていれば、さらに世界は広がる。
ICOCAを使い、本来は大阪駅に停車しない「関空特急はるか」に乗り、別の空間に移動することも。

さらに、仮想空間では大阪駅のシンボル・大屋根に上って、滑り台のように滑ることができるのだ。

そもそも、なぜJR西日本は「バーチャル大阪駅」を作ったのだろうか。
JR西日本 長谷川一明社長:
リアルの大阪駅の値打ちがどれくらい上がるか。(バーチャルでは)どういうニーズがあるか、あるいは今までにない需要が出てくるのか。そういうところを見ていきたい

JR西日本は、今回の取り組みによる利益は求めておらず、今後、成長が見込まれる仮想空間での事業の可能性を探りたいとしている。
(関西テレビ「報道ランナー」2022年8月3日放送)