7月17日、宮崎・新富町で行われたサッカーJ3、テゲバジャーロ宮崎のホーム戦を前に、1組のカップルが大勢のサポーターや選手から祝福を受け、人生の新たな門出を迎えた。
サッカーファン憧れのピッチで行われた、スタジアムウエディングを取材した。
憧れのピッチで門出…サプライズ応募で夢叶う
7月17日、宮崎県にあるユニリーバスタジアム新富で行われた、サッカーJ3 テゲバジャーロ宮崎と藤枝MYFCとの試合。その直前に、1組のカップルがスタジアムで結婚式を挙げた。
新郎新婦は、延岡市の川井田晋伍さんと黒木恵利佳さん。
コロナ禍で結婚式をためらうカップルの背中を押して、一生の思い出にしてもらおうと、宮崎市のブライダル会社・ガーデンベルズ宮崎が企画したものだ。
準備期間はわずか1カ月半。衣装合わせなどに加え、スタジアムウエディングを全面的にバックアップするチーム関係者とも打ち合わせを重ね、この日を迎えた。
新郎・川井田晋伍さん：
みんなが思い出に残るというか、感動するような、楽しいと思ってくれるような式にしたい
新婦・黒木恵利佳さん：
楽しみです
新郎の晋伍さんは、小学校から社会人までプレーを続けるサッカーファン。
プロポーズを前に、恵利佳さんにサプライズで応募し、スタジアムでの挙式にOKをもらったことが結婚のきっかけとなった。
1000人のサポーター＆選手からの祝福受けて
結婚式本番。ピッチに敷かれたレッドカーペットを進む2人。
スタジアムウエディングを実現してくれたスタッフと、詰めかけた約1000人のサポーターへの感謝と共に、誓いの言葉を述べた。
晋伍さん・恵利佳さん（誓いの言葉）：
本日は、コロナ禍にこのような場所で、皆さまに見守られて結婚できることを大変うれしく思います。これからも家族の笑顔を第一に、いつまでも相手を思いやり、幸せな家族になることを誓います
結婚証明書は、テゲバジャーロの選手全員が署名するサッカーボールだ。
そして、結婚宣言がアナウンスされると、スタジアム全体が祝福ムードに…。
式を終え、2人に思いを聞いた。
新郎・川井田晋伍さん：
とても良い結婚式になったと思います。けんかした時とか、皆さまから祝福されたことを思い出しながら、幸せな家庭を築けたらなと思います
新婦・黒木恵利佳さん：
たくさんの人にお祝いしてもらい、幸せです
このあと2人は、テゲバジャーロの試合をデッキ席から観戦。
勝利とはならなかったが、2人にとって最高の一日となった。
（テレビ宮崎）
