秋篠宮ご夫妻は、全国高等学校総合体育大会の開会式に出席するため、7月27日から2日間の日程で徳島県を訪問されました。
高校生のスポーツの祭典、インターハイ。コロナ禍の影響で、2020年は中止となり、2021年は無観客で行われたましたが、今年は、人数を制限するなどして3年ぶりに観客を入れて開催されました。
この記事の画像(12枚)ご夫妻は、早速、鳴門市内でバドミントン・シングルスの試合をご覧になりました。
関係者に競技のルールなどについて質問しながら観戦した秋篠宮さまは、「実にスピード感のある競技であることを改めて感じました」「選手たちの躍動感あふれる姿が印象に残りました」と感想を述べられたということです。
総合開会式にご出席
翌28日、ご夫妻は、徳島市で開催された総合開会式に出席されました。
47都道府県の選手団の入場行進に大きな拍手を送られていました。
〈秋篠宮さまのおことば〉
「これから競技に出場される方々には、『燃え上がれ我らの闘志 四国の大地へ』のスローガンの下、感染予防に心を配りつつ、日頃の練習の成果を存分に発揮されることを期待しております」
〈徳島県立富岡東高3年・北山菜々実選手による選手代表宣誓〉
「ここ四国の地から私たちの若い力で、日本中の人々に勇気と感動を届け、完全燃焼することを誓います」
「開催できてよかった」高校生を労われ
開会式終了後、市内のホテルで、運営に関わった高校生と懇談されたご夫妻。
広報活動に携わった生徒に、秋篠宮さまは「このところ急に感染者が増えているので、すごく気にかかっておられたのではないかなと思っています。今日開会できて本当によかったですよね」と労いの言葉をかけられました。
また、参加者への記念品として、徳島県のマスコット・すだちくんをモチーフにした手のひらサイズのスプレーボトルを準備していた生徒に、紀子さまは「かなり時間をかけて準備されたのではないですか。心のこもったおもてなしの気持ちが伝わってきますね」と話されました。
そして、総合開会式の公開演技でも披露された、地元・徳島県の高校生による阿波踊りを間近でご覧に。
踊りを披露した高校生に「久しぶりの阿波踊りだったので、とても感動しました」と感想を述べられたということです。
また秋篠宮さまは「アジア(の踊り)の動きに似ていますね」、紀子さまは「手と足、同時に出すのは難しいですね」と話されたそうです。
阿波踊りを披露した徳島県立鳴門高校3年・佐藤瑶心さん:
徳島といえば阿波踊りみたいなところがあり、徳島県民はやっぱりそう思っているので、阿波踊り自体を素晴らしかったとほめていただけたことは、とてもうれしかったです。
(「皇室ご一家」8月7日放送)