映画「百花」の完成披露舞台あいさつが7月31日 都内で行われ、W主演の菅田将暉(29)さん、原田美枝子(63)さん、長澤まさみ(35)さん、永瀬正敏(56)さんらが登壇した。
めざましテレビの取材では、「古着」を愛してやまない菅田さんが、新しいヘアスタイルになったことで感じた変化を語った。

菅田将暉 長澤まさみの一発ギャグに救われた?
映画「百花」は、認知症で記憶を失っていく母親と自身の過去に向き合う息子の、親子の愛と記憶を巡る物語。

初共演で親子を演じた菅田さんと原田さん。お互いの印象について…
菅田将暉:
やっぱり対峙した時、毎回、本当にどうなるかわからない現場で、ただただこう原田さんのお芝居というか、人間力を受けて受けての日々だったので。すごくぜいたくな時間でした
原田美枝子:
(菅田は)大きな人だなと思って。この人と仕事できて良かったって、すごく思った

今回3度目の共演となる菅田さんと長澤さん。菅田さんは、長澤さんの“素顔”が垣間見える昔の京都ロケでのエピソードも"暴露"して…それに長澤さんが慌てる場面も。
長澤まさみ:
京都ロケでキャストでご飯食べに行って、そのあと一緒にカラオケに行ったんですよ
菅田将暉:
はいはい、行きましたね
長澤まさみ:
楽しかったな~

カラオケを楽しんだ翌日も、そろってラーメンを食べに行った話題にまでおよび、京都ロケの思い出話に花が咲く2人だったが…
菅田将暉:
(本人だとバレて)人がわーってなりすぎちゃって、(ラーメンを)食べられなかったんですよ。退散しなきゃいけなくて、みんながヘコんでたんですね、ちょっと。そうしたら長澤さんがずっと一発ギャグをやってくれて…
長澤まさみ:
それ(言っちゃ)ダメでしょ、ダメ!(笑)

菅田将暉、号泣する原田美枝子の頭をヨシヨシ
今回、親子役を演じた菅田さんと原田さん。撮影時の忘れられないシーンについて語った。
菅田将暉:
とあるシーンで、カットがかかった瞬間に僕の胸で号泣してる原田さんがいたんですよ。おえつが止まらなくなって、制御不能になっている原田さんを、僕は気付いたら頭をなでてたんですけど。大先輩のこんなピュアな状態を見せてもらえるっていうことが忘れられないですね
原田美枝子:
本当に大変で、全然オッケーが出なくて。(監督が)「オッケー」って言ってくれたときに、そこは泣くシーンではないんですけど涙が止まらなくなっちゃって。そしたら菅田さんがヨシヨシ、ヨシヨシって…。まるでお母さんが子どもをなだめるみたいにしてくれて、それがとてもいい忘れられない思い出ですね

“丸刈りヘア”で私生活にも変化?
イベント後、W主演を務めた菅田さん原田さんへ、めざましテレビがインタビュー。
「親子の愛の物語」ということで、「今一番愛してやまないもの」を質問した。
原田美枝子:
ピアノかな。劇中で初めてグランドピアノの練習をさせてもらって、全部に包まれる感じでとても気持ちがいいんですよね
鈴木唯アナウンサー:
毎週練習を?
原田美枝子:
毎日練習を。自分の家で毎日練習してて、2週間に1回くらい先生に見てもらってるんですけど

一方、菅田さんが挙げたのは「古着」。新しいヘアスタイルならではの変化があったそうで…
菅田将暉:
古着が大好きでずっと見ちゃいますね。でも今、丸刈りになって服がめっちゃ楽しくて。何もないから足し算が楽しいっていうか、派手なものだったとしてもあんまり派手に見えないというか。ネックレスとか今までつけなかったんですよ。でもなんか丸刈りだとつけれるなみたいな。なんか恥ずかしかったんですよね、過剰なファッションに感じてたんですけど、丸刈りだといけるなみたいな
「今より忙しかった」子ども時代の思い出
そんな菅田さんの「子どもの頃の思い出」を聞くと…

菅田将暉:
習い事をめっちゃしてたんですよ。一週間ほぼ毎日習い事があって、遊ぶ時間がないみたいな
鈴木唯アナウンサー:
何習ってたんですか?
菅田将暉:
ピアノと英会話とサッカーと水泳。わざとピアノサボったりとかしてたんですけど、学校の校庭でサッカーしてたら、おかんがチャリでバーって来て、「あんた~!」「ピアノやるでー!」みたいな。冗談抜きで、今より忙しかったです
鈴木唯アナウンサー:
じゃあ、ずっと人生忙しい日々なんですね
菅田将暉:
そう言われるとなんか嫌だなあ(笑)
映画「百花」は、9月9日公開。
(「めざましテレビ」8月1日放送分より)