コロナ禍で利用の自粛が呼びかけられたカラオケ店。そんな中、名古屋のカラオケ店でミシンのレンタルサービスを始めた。その理由とは…。
遮音性を生かし使い方色々 苦境での生き残り戦略
名古屋駅近くのジョイサウンド。
この記事の画像(10枚)室内に運ばれてきたのは、なんとミシン。カラオケルームでミシンをレンタルできるサービスで、こちらの店舗では6月から始めた。
部屋代に加えて1回1000円を支払えば、ミシンをはじめ、布切りバサミやチャコペン、それにアイロンなども利用できる。
防音設備が整っているので、周りを気にせず広いテーブルで裁縫ができる。このサービスを始めたのには、今ならではのワケがあった。
エクシングの担当者:
コロナ禍で、なかなかカラオケルームで歌っていただくというのも推奨できない中、他のことをやっていただこうと生まれた企画です
これまでにも、楽器をオンラインで学ぶレッスンスタジオやビジネス向けのテレワークプランなど、脱カラオケとしてコロナ禍でも利用できる企画を展開してきたジョイサウンド。貸出ミシンもその一環としてスタートした。
理由は他にもあるという。
エクシングの担当者:
ブラザー工業株式会社が親会社で、ミシンを使ってみたらいいんじゃないかというのが、最後の後押しになって実現できました
グループ会社だからこそ誕生した「カラオケ」×「ミシン」という異色のコラボ。
ちなみにこちらのミシンの特徴は…。
エクシングの担当者:
縫うという機能にプラスして「刺しゅう」もできる、高級なミシンを採用しています
タッチパネルで操作も簡単なほか、刺しゅうまでできる高機能モデルで、買うと価格は約14万円。
東京の店舗では先行してサービスを始めた。
エクシングの担当者:
池袋という土地柄、コスプレを楽しまれるお客さまが多いので、コスプレの衣装制作に使っていただくという機会が多くなっていますね
名古屋駅前にある店のおすすめ活用法は?
エクシングの担当者:
アクセスが非常によい立地で、近くに手芸店があるというのもお客さまに使っていただきやすい店舗かなと
多くの手芸店が揃う名古屋駅周辺で好みの素材を買い、そのまま立ち寄るのがおすすめだとのこと。
(東海テレビ)