佳子さまが6月14日付けで、公益社団法人「日本工芸会」の総裁に就任されました。結婚して皇室を離れた姉・眞子さんから引き継いでのお役目。そこには、佳子さまの工芸に対するお考えがありました。

姉妹で受け継がれたバトン…「日本工芸会」総裁に就任

姉である小室眞子さんの結婚から、約8カ月。秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまは、14日付けで公益社団法人「日本工芸会」の総裁に就任されました。日本工芸会は、文化財の保護や育成を目的とした団体で、2021年10月までは姉の眞子さんが総裁を務めていました。

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総裁賞の選定や授賞式への出席など、熱心に取り組んだ眞子さん。宮内庁によると佳子さまは、眞子さんが関係者から説明を受けた際に同席するなど、工芸に関心があり、総裁就任の願い出を受けられたということです。

今回の佳子さまの総裁就任について、フジテレビの皇室担当・橋本寿史解説委員に話を聞きました。

フジテレビ 橋本寿史 解説委員:
日本工芸会というのはとても古く、皇族の高松宮様が初代総裁を務められているところから始まっているように、これまでも皇室とは大変繋がりが深い会です。佳子さまも、やはり大変責任を持ってこれから臨まれていくんだろうというふうに思います

佳子さまが団体の総裁に就任されるのは、今回が初めてのこととなります。姉妹で受け継がれた、バトン。最近の佳子さまについて、橋本解説委員はこのように話します。

「ヘアースタイル」にこだわり 佳子さまらしさも

フジテレビ 橋本寿史 解説委員:
ご公務自体に関しては、まだご自分で始められてからそんなに経っていない。
なんとなくですけれども、佳子さまの髪型はちょっと気になっていて、常に髪型にはこだわっていらっしゃるのかなと。若い女性皇族ですのでどう見えるのかということも、いろいろとお考えになられているんだろうと思います。必ず髪にカールがかかっていたり、髪の毛を上げたりですね。やはりそういった“見え方”に関して、まず佳子さまらしさっていうのがあるのかなというふうにも拝見しています

今後、日本工芸会の総裁として公務に臨まれる佳子さま。

フジテレビ 橋本寿史 解説委員:
今回総裁になられた日本工芸会は、毎年秋に「伝統工芸展」という展覧会を催していて、大体その中から総裁賞というものが決められる。眞子さんの場合には、その総裁賞をどれにするかも選ばれてきました。
ですから、佳子さまもこれから総裁賞を決める時に、色々とご自分の意見・感覚というのが出てくるわけで、そこにこれまでの眞子さんとは違う、佳子さまのいろんな色合いが出てくるかもしれません

佳子さまが眞子さんから引き継がれた公務は、これだけではありません。眞子さんの結婚翌日には、早くも、眞子さんが務めていた日本テニス協会の名誉総裁に就任。以降、様々な公務に積極的に取り組まれています。

“衣装でメッセージ性” 姉妹の絆も垣間見えた「緑色のスーツ」

2021年11月には、緑豊かなまちづくりに貢献した団体や企業を表彰する「みどりの『わ』交流のつどい」にオンラインでご出席。これも、これまで眞子さんが出席を重ねてきたものでした。

この時、佳子さまが着用されていた緑色のスーツは、眞子さんが前回の表彰式で着用し、譲り受けられたもの。

表彰式に参加するにあたっては、事前に眞子さんから説明を受けた上で、式典で述べるおことばを考えられたといいます。

フジテレビ 橋本寿史 解説委員:
眞子さんの結婚のすぐ後のご公務でしたので、眞子さんに対してのメッセージを色々と出されていたような気もします。つまり、私は公務をきっちりとこのような形でやっていますよ、という。映像というのはいろいろな形で見ることができるようになっていますから。当然、眞子さんにもお話をし、服を着るという話をし、そして、あのような形でお出になられたわけですから、それは一つ眞子さんへの、メッセージ性があったんだろうと思っています

また、5月には、眞子さんから名誉総裁の立場を引き継いだ「みどりの感謝祭」の式典に初めて出席されました。

フジテレビ 橋本寿史 解説委員:
だんだんとご公務の数が増えていらしているような気がします。ご公務に臨めば臨むほど、やはりその公務に対しての勉強もされているでしょう。また、いくつか数をこなされていくことによって、こういう時にはこう対応するんだということがだんだんと、経験が蓄積されてきているような気がします。熱心に率直にいろいろなお仕事をされていくという、とてもいいお姿が拝見できているような気がします

姉から引き継ついだ「日本工芸会総裁」のバトン。今後は総裁として、毎年9月に行われる伝統工芸展の総裁賞の選定や、授賞式への出席などが予定されています。

(めざまし8 6月15日放送)