長野市で開催中の善光寺御開帳は6月29日まで。にぎわいもいよいよ終盤だが、門前では「ねこ店長」のおもてなしが好評だ。
古民家の”看板猫” 参拝客と交流
連日、多くの参拝客でにぎわう長野市の善光寺。9日も回向柱の前には長い列ができていた。コロナ禍で開催期間は過去最長の88日間となり、にぎわいもいよいよ佳境だ。
アナウンサー:
中央通りから1本東にある東町です。ここで参拝客を迎えてきた「ねこ店長」がいるということです。こちらのお店ですね…いました!

店の入り口で迎えてくれたのが「とらちゃん」。推定7歳のオスだ。
アナウンサー:
とらちゃん、おとなしいですね。なで放題です
人懐っこい性格のようだ。

アナウンサー:
御開帳、忙しいですか?お客さんはたくさん来ますか?
ここは御開帳に合わせて2022年4月にオープンした「一十東団や」。大正5年(1916)に創業した業務用食品の問屋と、東京の老舗カレンダーメーカーが共同で営業している。
門前の歴史を感じさせる古民家には、だるまの他、開運祈願のカレンダーやノートなどの縁起物のグッズが並ぶ。御開帳記念うちわも人気商品だ。
アナウンサー:
とらちゃん、今日は暑いね。うちわ涼しいですか?
「とらちゃん」もうちわを背負って、おもてなしに奮闘している。

アナウンサー:
とらちゃんが好きな触れ合い方はありますか?
一十東団や・池田京子さん:
あごの下のところね
もとは市街地の小学校で保護され、2つの家族を経て、縁あって4年前にこの家にやってきたという「とらちゃん」。いろんな人と触れ合ってきた。御開帳中は、全国から来た参拝客との交流を楽しんでいる。

観光客:
いい子ですね~
一十東団や・池田京子さん:
人との触れ合いが広がる。猫がいると声をかけてくださるから。(御開帳で)また新しい出会いがあり、幸せになれる

御開帳の閉幕は6月29日。「とらちゃん」も奮闘が続く。
(長野放送)