宮崎市の民家に、海を渡るチョウとして知られる「アサギマダラ」が飛来、優雅な姿を見せている。そこはチョウの楽園だった。

年間15種ほどのチョウが飛来

約100匹のアサギマダラが優雅に舞うのは、民家の庭先。宮崎市の小八重弘昭さんは、自宅の庭を”チョウを愛する人”を意味する「オーレリアン」と名づけ、チョウの集まる庭を作った。

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年間を通して15種ほどのチョウがやってくるということで、この時期は台湾から約2000kmを旅してきたアサギマダラの群れを見ることができる。

小八重弘昭さん:
人懐こいんですよ、このチョウは。癒される気持ちが大きいです

小八重さんは十数年前に庭先で撮影した「ツマグロヒョウモン」をきっかけにチョウに魅了され、全国からチョウが集まる花木を取り寄せた。

花の匂いや色などで集まり方が違うということで、乾燥させたり、周年栽培したりするなど研究を重ね、厳選した約20種の花木を植栽。花とチョウの共演を楽しむことができるバタフライガーデンを作り上げた。

小八重弘昭さん:
時間を忘れますね。かえって自分の思い通りにならなかったことが、今度はこんな風にしようとか、そうやって色々な花を選抜していって。ここまで持ってくることが楽しかった

小八重弘昭さん:
生きがいですね。なくてはならないような存在です

アサギマダラが見られるのは5月下旬までだったが、9月からは南西諸島から飛来する「カバマダラ」の群れが見られるという。

(テレビ宮崎)

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