岡山県北の特産品をライブ配信で販売する取り組みが、5月28日に真庭市と津山市で行われた。
参加者の1人は、75年の歴史を誇る豆腐店の4代目。販路拡大に懸ける思いを取材した。
ライブ配信で商品PR…「販路として広範囲で勝負できる」
旧遷喬尋常小学校で行われたライブ配信で商品をPRしているのは、真庭市久世で豆腐店を営む鈴木尚さん。
このイベントは、NTT西日本が地域活性化を目的に開催したもので、消費者はチャットで質問をしながら商品を購入することができる。
消費者：
コクが濃い?
白寿庵 鈴木尚さん：
風味豊かでコクもある
消費者：
どんな酒と一緒に食べるのがおすすめ?
白寿庵 鈴木尚さん：
（真庭市の地酒）御前酒さん
実は鈴木さんは、ある現実に直面する中、配信に参加していた。
白寿庵 鈴木尚さん：
コロナ禍や諸問題もあり、原材料の高騰がすごい。資材も1割上がったし、大豆油は倍の値段になった
75年間、4代にわたり守り続けたこだわりの味。中でも自慢は、分厚い揚げ。カメラに近づけ、厚みをアピールする。
白寿庵 鈴木尚さん：
全国の人が市場。元々、地元のスーパーにしか置いていないから、販路として広い範囲で勝負ができる
「味わいを消費者に直接伝えられる」
一方、津山市では、老舗酒造メーカー・多胡本家酒造場などのお酒が牛肉とセットで販売された。
2022MissSAKE 岡山 安藤恵さん：
口の中にふっくら米が広がって、しっかりきれがある
味わいを消費者に直接言葉で伝えられるのも、ライブ配信の魅力。
スミダ商店 住田明大さん：
対面販売しているイメージ。今までの通販と全然違う
イベントには、真庭市と津山市あわせて6つの店が参加し、延べ約2000人のアクセスがあったという。
参加した店舗は、今後も定期的にライブ配信に取り組みたいとしている。
（岡山放送）
