岸田首相は14日、沖縄県那覇市で消失した首里城正殿の本体工事を、今年11月に着工する方針を明らかにした。
岸田首相は、15日に開催される沖縄復帰50周年記念式典に出席するため、14日、就任以来初めて沖縄県を訪れ、那覇市の首里城の状況を視察した。
首里城は、2019年10月の火災で主要な建物が焼失し、復元に向けた作業が進んでいる。
岸田首相は視察後、記者団に対し、「11月に正殿の本体工事に着工する」と明らかにした上で、「起工式を1989年の前の首里城の復元時と同じ11月3日に挙行する」と述べた。
政府は、2026年の首里城正殿の復元を目指しており、岸田首相は「復元に向けて責任を持って取り組んでいきたい」と強調した。