北朝鮮が12日に発射した3発の弾道ミサイルについて、岸防衛相は「北朝鮮が『超大型放射砲』と称するものの可能性も含めて分析を進める」と述べた。
岸防衛相は13日の閣議後会見で、発射されたミサイルの「詳細についてはさらに分析中」とした上で、ミサイルは2020年3月などに発射された短距離弾道ミサイルで、北朝鮮が「超大型放射砲」と称するミサイル「KNー25」の可能性を含めて分析を進めていることを明らかにした。
北朝鮮は12日午後、北朝鮮西岸から3発のミサイルを東方向に発射した。ミサイルは最高高度約100キロ、距離は約350キロ飛び、日本のEEZ(排他的経済水域)の外に落下したと推定される。
岸防衛相は「一連の北朝鮮の行動は、我が国、地域、国際社会の平和と安定を脅かすものであり断じて容認することができない。ウクライナへの侵略が発生している中で、立て続けにミサイルを発射していることは許されることではない」と述べた。