北朝鮮が5月7日に発射したSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)について、岸信夫防衛相は10日の会見で、ミサイルが変則軌道で飛んだとみられるとの分析結果を明らかにした。
岸防衛相は、北朝鮮が7日に朝鮮半島東岸の新浦付近から発射した弾道ミサイル1発について、「最高高度約50キロメートル、距離約600キロメートル程度を変則軌道で飛翔し、わが国のEEZ(排他的経済水域)外である朝鮮半島東側の日本海に落下したと推定される」と説明した。
さらに、ミサイルは2021年10月に発射された「新型潜水艦発射弾道ミサイルと同型のものとみられ、前回発射時と同様、コレ級潜水艦から発射された可能性がある」と明らかにした。
北朝鮮は、4日にも弾道ミサイルを発射しているが、いずれのミサイルについても報道をせず、沈黙を保っている。
(フジテレビ政治部)