愛知県の会社が作った段ボール製の室内遊具が、いま話題となっている。すぐに壊れてしまわないかと心配になるが…。
保育士の要望を盛り込み商品化
母親:
半年以上は使っているかなと思います。子供と一緒に滑ったりしても全然大丈夫なので、一緒に滑って遊んだりしています

強度は問題なし。すべり台やシーソー、キッチン、洗濯機など全50種類以上のラインナップがある。

遊具は全てパーツをくっつけて手で作ることができ、組み立てに接着剤や工具も必要ない。

不要になったら、通常の段ボール回収と同じ要領で資源ごみに出すことができる。

母親:
まとめて捨てちゃえばいいということなので、それもすごく助かるなと
このユニークな段ボール遊具を作ったのは、愛知県半田市にある「トミタパックス」。普段は梱包用の段ボールを製造している。

なぜ遊具を手掛けたのか。
トミタパックスの担当者:
私の身内にも保育士がいるんですけど、遊具とかそういうものを段ボールで、一から自分たちで手作りをしているという話を聞いて。何か手助けになるかなと思って遊具の開発を始めました
保育士の手助けになればと始めた段ボール遊具の開発。何度も保育園に通って、現場の保育士の声や要望を盛り込んで商品化にこぎつけた。

ちなみに、強度に関しては大人が乗っても壊れないため、安心して使うことができる。実際に遊具を使っている保育園に話を聞くと…。
保育士:
金属アレルギーの子供も気にすることないですし、どんなお天気でも出してきて遊んで、また片付けることができる

別の保育士:
いろんな業務があるので(遊具を)作るのも大変だったんですけど、簡単に組み立てられるということで、すごく助かっています
また自由にお絵かきできるのも、紙でできた段ボールならではだ。

ちなみに、この春に登場した最新商品が「バーベキューコンロ」。

もちろん本物ではないが中には段ボール製の炭が入っていて、テントハウスと合わせれば室内で本格的なキャンプ「ごっこ」も楽しめる。
(東海テレビ)