岸田首相は日本時間5日、イギリス・ロンドンの金融街シティで講演し、ウクライナ危機や権威主義国家の台頭を暴風に例えた上で、「私は決して風に流されない」と決意を示した。
岸田首相は講演の中で、第二次世界大戦中にイギリスの首相を務めたチャーチル氏の「凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。風に流されている時ではない」という言葉を引用した上で、「ウクライナ危機、権威主義的国家の台頭、気候変動、格差といった暴風が吹く現代世界において、私は決して風に流されたりしない」と述べた。
さらに「民主主義国家の旗手として、暴風に向かって真正面から向き合っていく」「高く舞い上がった凧として、またこの場に戻ってくることを約束する」と決意を示した。