新しいご当地グルメのキャンペーンが、高知県東部で行われている。幅広くアレンジされたユズ料理の魅力をたっぷり紹介する。
生産量日本一 20種のゆずメニューを展開
脂の乗った季節の魚が8種類、どっさり乗った海鮮丼。酢飯には、高知県産のユズの果汁がふんだんに混ぜ込まれている。
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特産のユズを使った料理で県東部を活性化しようと、3月から「香香柚子(しゃんしゃんゆず)」キャンペーンがスタート。
県東部の9市町村と県で作る高知県東部観光協議会が主催している。
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高知県はユズの生産量が日本一。その半分以上は東部エリアで生産されている。加えて、観光協議会が高知の旅行の楽しみを全国1000人にアンケートしたところ、1位は「食事」だった。
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このことから生産者や飲食店が連携し、12事業者が20のメニューを提供することになった。
「香香柚子」の「香」は中国語で人気者という意味で、ユズの香りで人気が出てほしいという願いが込められている。
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脂がのった旬の魚×ゆずは相性抜群
室戸市にある創業97年の「料亭 花月」。ここでは、室戸産のユズ果汁と塩で作る「ゆのす」をたっぷり混ぜ込んだ酢飯に、マグロやカンパチなど旬の魚介類をふんだんに乗せた海鮮丼を提供している。
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料亭 花月・山村邦夫さん:
地元でその季節に食べるのが一番おいしく食べられるんです。海鮮丼は季節の旬のものを食べていただこうとやっております
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旬の魚とユズが組み合わさると…。
澤実生 記者:
爽やかなユズの香りと、魚のさっぱりとした脂がよくマッチングしています
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西日本一の漁獲量を誇る、室戸のキンメダイを贅沢に盛った「金目ちらし」も。
料亭 花月・山村邦夫さん:
室戸は太平洋に突き出ています。大型のカンパチやハガツオなど、いろんな魚がとれる“魚のたまり場”みたいなところ。そこでとれたおいしいものをたくさん食べてほしいので、このような形の盛り盛りになりました。一食食べて満足していただければ、思い出になると思います
![ぜいたくに盛られた「海鮮丼」と「金目ちらし」](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/6/a/700mw/img_6a1a741b77904e931b602b36269f5300710218.jpg)
ゆずこしょうでピリ辛、香り豊かに
続いては、奈半利町にある「ホテルなはり」のユズグルメ。「ゆず豚」のトンポーローだ。
地元・米ヶ岡地区で生産された「ゆず豚」は、ユズの皮を混ぜたエサで育ったため、身が柔らかく甘い仕上がりに。ゆずこしょうを使ったピリ辛のソースは相性バツグン。
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こちらは「ゆずこしょうらーめん」。あっさりとした鶏ガラベースの醤油ラーメンに、お好みでゆのす、ゆずこしょうを投入。
さっぱりとした香りと、ゆずこしょうのアクセントが効いた特別な一品に大変身。
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果物たっぷりフレンチトースト 味変も
澤実生 記者:
ユズがおいしいのはご飯だけではありません。食後にもう一品、スイーツも食べにいきましょう
最後は、安芸市にある「メリーガーデン」。観葉植物や果物を生産・販売している複合ショップだ。店内のカフェで食べられるスイーツとは。
岡宗智子さん:
完熟マンゴーのフレンチトーストです
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澤実生 記者:
おいしそうですね。何が入っているんですか?
岡宗智子さん:
当農園で生産した完熟マンゴーとブルーベリーをたっぷり使ったフレンチトーストです
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肝心のユズはというと…。
岡宗智子さん:
フレンチトーストの生地にはユズジャムが入っていて、仕上げに「ゆのす」をスプレーする形でユズを使用しています
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澤実生 記者:
まず、マンゴーとブルーベリーの甘みがガツンときます。でも、ユズジャムと「ゆのす」の爽やかな香りと相まってペロッと食べられちゃいます。おいしいです
また、パッションフルーツのソースをかけて“味変”も楽しめる。
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澤実生 記者:
すごい爽やかな香りが広がりました。パッションフルーツのソースをかけることで甘さが控えめになり、よりさっぱりとした味わいになります。いろんな果物のコラボレーションが楽しめるのも面白いですね
岡宗智子さん:
6月くらいから生のマンゴー、ブルーベリーの旬になってきます。今はトッピングという形ですけれども、生とまた味が違いますので、そういうのも食べたいなと思うきっかけになれば
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夏も秋もユズを楽しめる メニューは今後も増加
このほかにも、東洋町「旬鮮魚菜ふくちゃん」の「土佐はちきん地鶏の塩焼き柚子胡椒のせ」や、ミョウガやタケノコと酢飯が合う「うまじ温泉」の「田舎寿司」、「海の駅 東洋町」のユズジャムと白あんが入った大判焼きなど、数々のメニューが提供されている。
![参加する事業者やメニューは今後増えていく予定](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/6/9/700mw/img_69692bef9df40e3f6e4a257ebbd18c84769434.jpg)
東部観光協議会・佐々木博司 事務局長:
ユズは初夏に白い花が咲いたり、青ユズができて、ゆずこしょうを楽しめる。11月になると収穫時期で、皆さんに「ゆのす」を作って香りを楽しんでもらえる時期でもあります。1年を通して東高知に来てもらえるように頑張りたいと思います
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キャンペーンでは、参加する事業者やメニューが今後増えていく予定。メニューの詳細は、高知県東部観光協議会のウェブサイトから確認できる。
ご当地ならではの食材とユズのコラボを楽しんでみてはいかがだろうか。
(高知さんさんテレビ)