2022年度の新1年生が入学式を迎えたが、実は、その1年後に入学する子どもたちに向けたランドセル選びがすでにスタートしている。

宮崎市のカバン専門店で「ラン活」スタート

小学校入学を控えた子どものランドセルを選んで買う行動のことを、「ラン活」という。

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宮崎市のカバン専門店「バッグのあつた」には、ランドセルメーカーの公式ショールームがあり、4万円台から180アイテム以上のランドセルを販売している。

また、ユニークな取り組みが「ラン活教室」。
2022年も、2月からランドセルについてのさまざまな情報を提供している。

バッグのあつた・熱田陽子さん:
ランドセルは、子どもの成長を妨げないというのが一番の基本になります。(万が一)交通事故にあったときでも、体を守ってくれるもの。そういったことを重視して作られているのがランドセルです

来年度の新作ズラリ…テーマは「ジェンダーレス」

進化し続けるランドセル。店頭には、すでに2023年度の新作が並んでいる。

バッグのあつた・熱田陽子さん:
ことしのテーマは、「ジェンダーレス」です。男の子も女の子も関係なく、好きな色を選んでいいよというという表現になっています。

バッグのあつた・熱田陽子さん:
車のライトが当たると、ランドセルの形に光るような機能になっています。背面のクッション材が従来型のベルトの2倍になっていて、ふわふわして気持ちいいです

そっと背中を押してくれるようなランドセルを…

ランドセル選びで欠かせないのが、フィッティング。

バッグのあつた・熱田陽子さん:
背負ってもらったときに、背中がぴったりとくっついているかどうか。首の部分がこすれていないかどうか。くっついているけれど、赤くなっている部分はないか

バッグのあつた・熱田陽子さん:
背中とランドセルのくぼみが、ぴたっとして、手のひらが入るかどうか

ちなみに、小学6年間で身長は平均30~40cm伸び、肩幅も広がっていく。身長が約10cm伸びたら、ベルトの穴を1つずらして、体に合わせていくのがおすすめ。

また、店内には補助グッズも。姿勢が気になるときなども、グッズの力を借りてもよさそう。

バッグのあつた・熱田陽子さん:
子どもは、周りにも親にも、学校にも、新しい環境にも、気を使っています。そんな時に、そっと背中を押してくれるようなランドセル選び、(親子の)コミュニケーションを図りながらラン活を、この1年楽しんで過ごしていただけたらと思います

ランドセル選びを親子の楽しい思い出に。ランドセル商戦は、ゴールデンウィークから本格化していく。

また、「バッグのあつた」では、2021年から「宮崎県母子寡婦福祉連合会」と共同で、ひとり親家庭で育つ子どもたちにランドセルを贈る事業を行っていて、2022年度も協賛企業を募集しているという。

(テレビ宮崎)

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