金日成生誕110年でミサイルや核実験を警戒

金正恩総書記の祖父、故・金日成主席の生誕110年を迎えた北朝鮮。

この記事の画像(10枚)

この節目に合わせ、核実験や弾道ミサイルを発射する可能性もあり、日本やアメリカは警戒を続けている。

北朝鮮の放送局「朝鮮中央テレビ」は4月15日、通常より早い午前8時から放送を開始。

朝鮮中央テレビキャスター
金日成主席が生涯大切にした強国への思いは、金正恩総書記の指導のもと、輝かしい現実となっています

最高指導者の座を引き継いで10年を迎える金総書記をたたえた。

北朝鮮メディアによると、14日夜から平壌市内の金日成広場などがライトアップされ、祝賀行事が始まった。

15日夜には、大規模な祝賀公演が行われ、花火などが打ち上げられる予定となっている。

一方、15日に実施が予想されていた北朝鮮の軍事パレードについて、韓国政府は「朝鮮人民革命軍」の創設90年に当たる25日に行われるとの見方を示している。

日米は共同訓練などで北朝鮮をけん制

こうした中、海上自衛隊は、13日から14日にかけて、日本海で弾道ミサイルに関する情報をアメリカ海軍と円滑に共有するための訓練を行ったことを発表した。

海上自衛隊は先週から、アメリカ海軍の原子力空母「エイブラハム・リンカーン」を中心とした艦隊と共同訓練を行っている。

日米で北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられている。

(「イット!」4月15日放送より)