駅にあふれる大量の水。いったい何が起きたのか?

「何これ?」水浸しの駅構内

4月10日夜、JR静岡駅の駅ビルや隣接するコンコースなどが水浸しになった。

動画撮影者:
何これ。靴びしょびしょ。

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駅員:
本日は足元大変滑りやすくなっております、ご注意ください。本日はお客さまに大変ご迷惑をお掛けしますことをおわび申し上げます。

山口順弘記者:
駅のコンコースが水につかってしまっています。そして私の周りでは、駅の係員が排水作業に追われています。

モップや板などを使って水をかき出す何十人もの駅の職員。駅ビルの従業員も総出で排水作業に追われていた。

天井から滝のように大量の水が落ちてきた

なぜ一面が水浸しになったのか?直前に従業員は大きな音を聞いていた。

駅ビル従業員:
ドンと大きな音がして、そこから水がすごく出てきたので、店内まで1時間くらいで入ってきた。勢いがすごかったので、こっちまで結構流れるのが早かったですね。

駅ビル内のギョーザ店で大きな音がした後に、天井から滝のように大量の水が落ちてきたという。水の深さは、一時くるぶしがつかる程度まで達した。

静岡駅では、東海道線の自動改札を一時使用停止にしたため、駅員が対応に追われた。

駅員:
改札機、使用停止しております。これからご入場のお客さまは駅係員の方からご入場いただきますようお願いいたします。

駅ビル36店舗臨時休業 原因は配管の破損

消防が止水弁を操作し、水漏れは約30分後に収まった。幸いけが人はなく、列車の運行にも影響はなかった。

なぜ広い範囲で駅が水浸しになったのか?

駅ビルによると、原因はスプリンクラーの配管の破損。水を供給する直径15センチの鉄製の給水管のつなぎ目が断ち切れたためとみられている。

駅ビルは4月11日も、71店舗のうち36店舗が休業になっているため、営業の全面再開を急いでいる。

(「イット!」4月11日放送分より)