私がお伝えしたいのは、「狙われる日本のカード」です。

闇サイト上で販売される日本のクレジットカード、デビットカードの情報が1件あたり5300円ほどと(42.93ドル、1ドル=124円で換算)、世界で最も高いことがわかりました。
調査した(インターネット関連)会社は、生活水準が高い反面セキュリティ対策が弱く、「最も金を盗みやすいと犯罪組織から見られている」と分析しています。

ポイントはこちら!「キャッシュレスが進めば不正利用もさらに増える!?」

匿名性の高い闇サイトで販売されていたカード情報ですが、最も多かった国は156万枚のアメリカで、日本は140カ国中40位。
ちなみに1件あたりの販売価格の2位はマカオですが、日本の半額ほどで、犯罪集団にとって日本のカード情報は相当にうまみがあることを裏付けていると言えなくはないでしょう。

日本クレジット協会によると、2021年1年間のクレジットカードの不正利用被害額は過去最悪の約330億円に達し、前の年より30%も増加しています。
調査したインターネット関連会社は、「日本はアメリカなどに比べてカード決済が普及していないが、キャッシュレス化が進めば増加の恐れがある」と警告しています。

日本クレジット協会は、「暗証番号は家族でも教えない」「利用明細に覚えのない取引がないか確認する」など利用者に対策を呼びかけています