アメリカの下院議長が、日本を訪問した後に台湾を訪れる方向で調整していることが分かった。現職の下院議長が台湾訪問すれば25年ぶりのことになる。
関係者によると、ペロシ下院議長は8日アメリカを出発し日本を訪問、岸田総理らと会談した後、台湾を訪問する方向で調整している。ロシアのウクライナへの軍事侵攻で中国による「力による現状変更」が懸念される台湾海峡に注目が集まる中、アメリカ政府の支持を表明するため急きょ決まったという。当初、日本の後に韓国を訪問する予定だったが、台湾訪問を受けキャンセルされた。
アメリカ現職の下院議長が台湾を訪問することが実現すれば、1997年以来25年ぶりのことになる。下院議長は大統領職継承順位2位の要職。