香港政府トップ・林鄭月娥行政長官は4日、自身の任期満了に伴う5月の行政長官選挙に出馬しないと表明した。

2021年3月の全国人民代表大会の際に中国政府に不出馬の意向を伝え、同意を得ていたと明かし、理由については「家族のため」とだけ述べた。

林鄭氏は2019年、逃亡犯条例の改正を試みたが市民の大規模な抗議デモを受けて撤回。その後も香港は大きく混乱した。

行政長官は親中派で占められた選挙委員会による投票で決まるが、地元メディアは政府ナンバー2で警察出身の李家超政務官が立候補すると報じている。

国際取材部
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