パパママの行動を意外としっかり見ているのが子どもたち。
ママの得意料理の作り方を覚えていたり、パパの口癖を真似てみたりと、驚かされることもあるだろう。

そんな中、お母さんを真似てごはんを炊くお手伝いをした小1の男の子の“頑張り”が話題になっている。

小1の息子がご飯炊いてくれた。
「ちゃんと早炊きにしたよ!!!すごいでしょ!!」と。
えらいよほんとにえらい、だいすき。
ママの入院中もたのむよ♡
でも次はお水忘れないでね。
あたたかいお米ができてた

3人の子どもたちを育てている、お母さんのここあちゃん(@cocoatan1120)さん。

現在第四子を妊娠中だというお母さんだが、ある日、小1の息子さんが夕食のごはんを炊くお手伝いを名乗り出てくれたそう。

ありがたく任せたお母さんだったが……炊き上がりの時間が来て、炊飯器のふたを開けてみると、出てきたのはホカホカに温まった生米

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無洗米にお水を加えるのを忘れて、スイッチを入れてしまったという息子さん。

普通の「炊飯」ではなく「急速(早炊き)」のボタンを押すなど、普段お母さんがこなしているだろう炊飯の手順をちゃんと覚えてお手伝いしてくれた“しっかり者”さに驚いてしまうが、ほんの少し惜しかった…という、かわいいハプニングだ。

この投稿には「息子さんスゴイ!!」「頑張りましたね」「小1でご飯炊けるの(しかも早炊き)すごいです!」とお手伝いを絶賛する声のほか、炊き上がりを示す「0h(保温開始から0時間の意味)」の表示が英語で「オー」と驚きの声を上げているように見える、という人も現れ「炊飯器の表示がoh…に見えるのがまたいい感じですね」とのコメントも多数寄せられた。

炊飯器も驚いている…?
炊飯器も驚いている…?

その後はお母さんが“軌道修正”

新しい家族を大切に守っている最中のお母さんをお手伝いしたい!という息子さんの、やさしくも面白くなってしまった気遣い。
果たして、このホカホカお米はその後どうなったのだろうか。お母さんにお話を聞いてみた。


――改めて、炊飯器を開けた時の感想は…

わあ!だから湯気も匂いもしなかったのね。


――息子さんはどうやってお米の炊き方を覚えたの?

漢字がまだ読めないのですが「メニューボタンを2回押してスタートすると早炊きになるよ」と前回教えたのを覚えていてやってくれたとのことです。えらい。


――写真を撮った後「ホカホカ生米」はどうしたの?

「息子くん、お水が入ってない(笑)」と2人で笑いました。 それから私がお水を入れ直して早炊きにして、わりとすぐごはんになりました(笑)

ここあさん画の息子さん
ここあさん画の息子さん

――これまでにも子どもたちがパパママの代わりにお料理に挑戦することはあった?

最近は10歳娘がTikTokを見てキュウリの漬物やら舞茸のガレット?やら、家にある食材で作ってくれてます。息子は玉ねぎの皮を剥いたり、頼むと手伝ってくれてます。


――「ママの入院中」のため、子どもたちに教えていることはある?

コロナ禍で面会もできないので「パパの言うことを聞いて、お手伝いもしてあげてね」と言ってあります。

息子さんとお姉ちゃんが一緒に作ったという「チーズボール」
息子さんとお姉ちゃんが一緒に作ったという「チーズボール」

お母さんいわく「ゲームが大好きで今は反抗期」だという10歳のお姉ちゃんと、同じく「ゲームが大好き」で素直な性格だという7歳の息子さん、そして「ひたすらかわいい」という2歳の妹さんの3きょうだい。

息子さんがうっかりホカホカの生米を作ってしまったあとは、お母さんがサッと軌道修正!水を入れ直して再び炊飯ボタンを押し、無事おいしいごはんが炊きあがったそうだ。


――投稿には大きな反響がありましたが…

炊飯器の「0h」が悲しんでいる英語のohに見えると何人もコメントくれていて笑いました。 息子には「たくさんの人にほめられてるよ」とコメントを読み上げました。喜んでました。

現在、お母さんは出産のための入院を控えているということだが、子どもたちはお母さんの手助けを借りずに、お料理にも挑戦しているよう。
自分たちだけでレシピを検索して材料を揃えたりしているそうで、お母さんも安心して留守を預けられるだろう頼もしさを感じる写真も投稿されていた。

近いうちにもう1人妹が増え、またお兄ちゃんになる息子さん。
お母さんのお手伝いをしたい!という優しさから生まれたかわいい“うっかり”だが、お料理上手なお兄ちゃんになるかもしれない息子さんの成長を見守りたい。

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プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。