菅前首相は3日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあることに関連して、「まん延防止等重点措置」の再適用について否定的な考えを示した。
菅前首相は重点措置などの再適用について「今の状況なら否定的だ」と述べた。理由として「まずは新型コロナワクチンの3回目接種を迅速に進めるべきだ。また様々な治療薬も出てきていて、それを駆使すれば、それほど怖くはなくなっている」と指摘。さらに重症化率が高いとされるデルタ株が減ったことも指摘した。
一方で、与党が政府に要請し、その後見直しとなった年金生活者らへの「5000円支給案」については「受け入れられるような話ではなかった」とした上で、物価高騰への対策を急ぐべきだとの考えを示した。