福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐりIAEA=国際原子力機関が来日し、原子力規制委員会の審査状況について検証を始めました。
IAEAの調査団はきょう21日から25日までの間、海洋放出の実施計画について原子力規制委員会の審査方法や進捗状況などについて検証を行います。
きょう、規制委を訪れたIAEAのカルーソ調整官は「IAEAとしては非常に重要なレビューの役割を与えられたことは本当に名誉なこと。国際的な安全基準に照らして活動を行う」と述べました。
東京電力はトリチウムなどの放射性物質を含む処理水について基準を下回る濃度まで薄めた上で2023年春にも海底トンネルを通しておよそ1キロ沖合から放出する計画です。