新潟市秋葉区の新津地区(旧新津市)は、石油のまちとして知られている。今回は、そんな新津地区にある「変わり種温泉」を取材した。

新津地区の住宅街にある「新津温泉」
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石油を掘ったら温泉が…!?

新津地区の住宅街を歩いていると突如現れるのが、知る人ぞ知る新津温泉。初めて入浴する人は驚くかもしれない「驚きの特徴」がある。

個性的な温泉マーク♨

昭和29年開業、約70年の歴史を持つ新津温泉は、大人1人400円・子ども1人200円とリーズナブル。

飛田厚史アナウンサー:
「炭酸食塩泉」とありますが、どんな特徴があるんですか?

新津温泉の管理人:
ここは石油を掘って温泉が出たので、石油の匂いもしますし、ガスや硫黄の匂いもする。トロトロした感じのお湯

石油のにおいがする温泉とは?

新津温泉がある地域は「石油のまち」

実は、新潟県は古くから石油が産出されてきた。明治時代に入ると全国有数の産油県となり、特に日本一の産油量を誇ったのが、新津油田のある現在の新潟市秋葉区。

かつての新津地区(新潟市提供)

新津油田は1996年に石油採掘を終えたが、地域には今も石油産業関連の施設が残されていて、新津地区は「石油のまち」として知られている。
そんな新津地区の名を冠した新津温泉の大きな特徴は、石油のにおいがするということ。
さらに…

新津温泉の管理人:
間欠泉なので、4か月に1回噴きます

間欠泉が4か月に1度噴くという

新津温泉は、一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する「間欠泉」。約4か月に一度 温泉が噴き出すといい、温泉好きにとってたまらない光景なのだとか。
その間欠泉が噴き出すのは、施設内にある小さな小屋の小さな噴き出し口から。

間欠泉が噴き出す小屋
噴き出し口

この建物の中で、お湯が湧き出ているのだ。

飛田厚史アナウンサー:
本当に石油の香りですね。ここで湧き出しているんですね

新津温泉の管理人:
ポンプは使っていません

湧き出たお湯をタンクに溜めている
タンクにたまったお湯

特別に温泉の裏側を見せてもらったあとは、いざ浴室へ。

昭和レトロな雰囲気が漂う施設内
浴室へ

いざ入浴  石油臭がクセになるかも…!?

飛田厚史アナウンサー:
独特の濁り具合と、立ちのぼる石油の香り。これが石油の里、新津の温泉なんですね。

浴室は石油の香りが漂う
独特の濁り具合

飛田厚史アナウンサー:
お湯に触れた感触も、ツルっというより、ヌルっとする、重めの感触です。

ヌルっとした触感

温度調節をしていないお風呂。
この石油の香りただようお湯を求めて、午前中は常連でにぎわう。休日は県外から訪れる人も多いという。

じんわりとあたたかい

飛田厚史アナウンサー:
抜群の湯加減。じんわり優しく身体が温まる。決して熱すぎない、お子さんでも入れる温度ですが、石油の香りはかなりハッキリしています。お湯に入っていても、油のにおいが漂ってきます

こじんまりとした浴槽

飛田厚史アナウンサー:
石油の香りを感じながら、じんわりとあたたかい温泉。まさに新津ならでは。ここにしかない名湯です

一度入ればクセになるかもしれない、石油臭ただよう新津温泉に足を運んでみてはいかがだろうか。

(NST新潟総合テレビ)

記事 793 NST新潟総合テレビ

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