岸田首相は17日の参院予算委員会で、ウクライナのゼレンスキー大統領による国会での演説の打診について、「国会で前向きに対応してほしい」と述べた。
委員会で、立憲民主党の蓮舫参院議員は、ゼレンスキー大統領が米議会でオンライン演説をしたことを指摘した上で、日本の国会での演説について、岸田首相の認識をただした。
これに対し、岸田首相は、「ゼレンスキー大統領が世界各国に向けて協力を求めている」とした上で、「日本においても国会でゼレンスキー大統領の演説をリモートで行いたいという意向がウクライナ側から示されている」と述べた。
そして、「技術的な問題等があるとは承知しているが、是非国会で議論していただき、前向きに対応していただければと政府の立場からも考えている」と述べた。