簡単かつ短時間の調理で食べられる「インスタント食品」。そんな手軽な商品が、宮城で続々と登場している。おうち時間が増えた今、家での食事をもっと楽しみたいという方は必見だ。
厳選素材で作る！レトルトパスタソース
おいしそうな料理の数々、実はすべてにインスタント食品を使っている。まずはこちらのパスタから。
レストランパリンカ代表取締役 小関康さん：
可能な限りレストランの味を再現しています
宮城県仙台市青葉区霊屋下にあるイタリアンレストラン「パリンカ」。こちらで販売しているのが、イタリアンのプロが手掛ける「レトルトパスタソース」。
レストランパリンカ 小関康さん：
宮城の厳選素材で作ったレトルトのパスタソースです。コロナ禍でレストランに来ていただけない時代ですが、レストランの味をできるだけ損なわない形で、家庭でも楽しんでいただけるように作りました
東松島市の「鳴瀬牡蠣」や石巻産「金華サバ」など、県内各地の特産品をぜいたくに使用。レトルトでも素材の味が消えないよう、何度も試作して完成したシェフ渾身の一品だ。
調理は、レトルトパックを沸騰したお湯で5分間温めるだけ。ゆでたパスタにかければ完成だ。
高橋咲良 アナウンサー：
すごい！具がたっぷり出てきました。すごくいい香りです
宮城のブランド食材「仙台牛」を100％使用した、ぜいたくなボロネーゼ。
高橋咲良 アナウンサー：
仙台牛の甘み、トマトのさっぱりとした酸味がぎゅっと合わさって、とても奥深い味わいになっています。お店でいただく味です。とても満足感があります
簡単かつ短時間で作れる本格パスタ。お店の味を自宅で再現できる、うれしいインスタント食品だ。
備蓄品としても…お酒に合う「笹かまアヒージョ」
武田の笹かまぼこ 武田武士さん：
長持ちする、夢の笹かまぼこ
続いては、缶詰を開けたらそのまま食べられる笹かまぼこのアヒージョ。塩釜市にある老舗かまぼこ店「武田の笹かまぼこ」が開発した。
武田の笹かまぼこ 武田武士さん：
通常の笹かまぼこはあまり日持ちがしない。品質を担保しながら常温で長持ちする。そんな“夢の笹かまぼこ”を作りたいと思っていました。非常食として缶詰を使った場合に、味気ない缶詰じゃなくて贅沢な缶詰も作ってみたいと思って、ワインに合うアヒージョというものにした
日本酒に合うように、ゆずとさんしょうで和風に仕上げた「笹かま和ヒージョ」。ハイボールと相性抜群の「牛タンアヒージョ」と、3種類をラインナップ。
笹かまぼこは焼き目をしっかりつけることで、アヒージョにしても素材の味を感じられるようにしている。
武田の笹かまぼこ 武田武士さん：
こんなおいしいものが地元の名産品にあることを、より感じていただいて。ちょっと贅沢な備蓄品としても使ってもらえると、すごくうれしい
ナッツのような食感 フリーズドライ納豆
発案者 門傳英慈さん：
いつでもどこでも、誰でも食べられる商品
最後はこちらのサラダ。トッピングされているこの食べ物がインスタント食品。
高橋咲良 アナウンサー：
サラダの上にかかっている、このインスタント食品は何ですか？
発案者 門傳英慈さん：
実は「納豆」なんです。フリーズドライという技術を使った納豆です
納豆を一度冷凍し、乾燥させた「フリーズドライ納豆」。この驚きの商品は栗原市の老舗納豆店「川口納豆」が開発した。
発案者 門傳英慈さん：
ネバネバの糸を引くことと、独特のにおいが苦手で納豆が食べられないという方もたくさんいる。一人でも多くの方に納豆を食べていただきたいと思い、発売することになった。サクサクとナッツのような食感なので、いろんな食べ物にふりかけるだけで納豆を食べられる
ここで私、隠していたことが…。
高橋咲良 アナウンサー：
私、実は納豆が大の、大の、大の苦手でして…。食べられますか？
発案者 門傳英慈さん：
はい。オススメです。
ということで、約15年ぶりに納豆とご対面。いざ、実食。
高橋咲良 アナウンサー：
カリカリしていて、食感はナッツみたいです。えっおいしい！
苦手克服にも貢献、食べることができた。
発案者 門傳英慈さん：
納豆菌は非常に強いので、栄養成分は普通の納豆そのまま同じ。
高橋咲良 アナウンサー：
この形であれば、納豆の栄養を取れるなと思いました。納豆克服！
インスタントとは思えない驚きの商品の数々。いつもの食事をラクに彩る、家庭の強い味方になりそうだ。
（仙台放送）
