ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、イギリス議会でビデオ演説を行いシェークスピアの言葉も引用しながら徹底抗戦を宣言、盛大な拍手を受けました。
イギリス議会下院には多くの議員があつまりゼレンスキー大統領のビデオ演説を見守りました。
ゼレンスキー大統領:
「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。これはシェークスピアの問いかけだ。我々は15日間、この質問を投げかけられてきた。だが今わたしははっきりと答える。生きるべきだ」
またイギリスのチャーチル首相が1940年にナチスドイツと戦った際の議会演説での「我々は海岸で戦う」という一節を思い起こさせる「我々は森で、平原で、海岸で、そして通りで戦う」とのフレーズを述べて、徹底抗戦の意思を強調、議員たちから盛大な拍手を受けました。
一方でゼレンスキー大統領はイギリスを始め各国にロシアへのより強い制裁を求めたほか、飛行禁止区域の設定も念頭に「ウクライナの空の安全を確保してほしい」と訴えました。