埼玉県のある高校が、制服について全国初の試みを始めます。それが、学校公認の「ユニクロ制服」。一体なぜ導入に踏み切ったのかでしょうか。めざまし8は、決断の裏事情に迫りました。

「違和感まったくなし」約10点を制服として認定

4月から導入される全国初の「ユニクロ制服」。さいたま市立大宮北高校が、2022年度から従来の制服に加え、ユニクロの服を新たな“制服”として認めることを公式ホームページで発表しました。

グレーのパンツに紺色のジャケット、中はジャケットと同じ紺色のセーターという、爽やかなコーディネート。気になる値段は全部で1万5960円。しかも、ユニクロの店頭で購入できる既製品です(一部商品除く)。

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現役高校生たちに率直な感想を聞いてみると。

高校2年生:
シンプルな感じでユニクロらしいです。スーツっぽいな。いいと思います。違和感全くないです。

高校1年生:
学校らしくない感じで、普段も着ていきやすい。

聞こえてきたのは、シンプルなデザインの魅力とユニクロならではのカジュアルさ。一方、子供たちの制服を購入する保護者は。

保護者:
(制服は)高かったかもしれない。夏服と靴下から一式全部だったんで。それを考えると、1万5000円だったら安いのかなとは思いますけど。

保護者:
値段はやっぱり抑えられるものなら押さえたほうが良いと思いますけど。(従来の制服だと)お店にわざわざ行かなきゃいけないですし。破れたらすぐ買えるとか、そういう安心感はあります。

保護者には、従来よりも割安なその値段設定も魅力なようです。今回、学校の制服として認定されるのはユニクロの製品、約10点。専門家によると、実はこの組み合わせによって、ある問題も解決できる可能性があるといいます。

“ジェンダーレス制服”へ繋がる可能性 洗濯にもメリット

校則に詳しい名古屋大学大学院 教育発達科学研究科の内田良准教授によると、こういった組み合わせの自由は、ジェンダーレスの制服にこれから繋がってくる可能性もあるとのこと。

さいたま市立大宮北高校では当初、一部の女子生徒からパンツを求める声が上がっていて、今回は学校側からユニクロに相談をして制服の話が生まれたといいます。

そして、気になる制服の値段。従来の制服の合計値段を見てみると、男子が5万8600円で女子が5万800円でした。これに対して、該当する主なアイテムで選び、女性が着用した「ユニクロ制服」は合計で1万7960円と、約3分の1に抑えられます。

さらに、全国の高校生男女に聞いた「制服を着ていて気になることは?」というアンケートの1位は「見た目」(38.9%)。その一方で3位に「洗濯・お手入れ方法」(31.0%)がランクイン。

毎日着用することもあり、気にする人が多いようです。そういった面では、制服が低価格になることによって複数枚買うことが可能になり、手軽に洗濯やお手入れができる改善にも繋がります。

ひとつの制服の形として広がっていくのでしょうか。

(「めざまし8」 3月4日放送)

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