防衛省は2月17日、トンガの火山島の噴火による被害を受けて輸送機や輸送艦を派遣していた国際緊急援助活動が終結したと発表した。
岸防衛相は17日「1月20日から実施をしてきたトンガに対する国際緊急援助活動について、私から本日、終結を命令した。トンガ政府から、自衛隊による支援に対し、高い評価と謝意が示された」と述べた。
トンガの噴火被害を受け、航空自衛隊のCー130輸送機2機が、1月22日から2月2日までの間に4回、飲用水、高圧洗浄機、缶詰など約17トンの緊急援助物資をトンガの住民のもとに運んだ。
さらに、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」が、飲用水、火山灰撤去のための用具など約210トンの緊急援助物資などを運んだ。
このうち、飲用水約30トンは、陸上自衛隊のCHー47ヘリコプターが離島に運んだ。
活動の終結を受け、輸送艦「おおすみ」は、3月上旬にも日本に帰国する。
また、すでに日本に帰国しているCー130輸送機2機は待機が解除される。