オミクロン株のまん延や物価上昇を受け、消費者心理が2カ月連続で悪化した。

内閣府が発表した1月の消費動向調査によると、向こう半年間の消費への意欲を示す指数は前の月を2.4ポイント下回る36.7となった。2カ月連続の悪化で、基調判断も「持ち直しの動きが続いている」から「足踏みがみられる」に下方修正された。

オミクロン株の感染拡大を受けた「まん延防止等重点措置」の適用や、ガソリンなど物価の上昇が響いた形。

また、1年後の物価の見通しについて「上昇する」と答えた人の比率は89.7%と前の月より1.2ポイント増え、物価上昇がしばらく続くとの見方が広がっている。

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