WHO=世界保健機関は、オミクロン株について、重症化リスクは低いがワクチン未接種の人にとっては危険なウイルスのままであると注意を呼びかけた。
WHO テドロス事務局長:
オミクロン株はデルタ株に比べて症状が穏やかであるが、ワクチン未接種者にとっては危険なウイルスである。
WHOのテドロス事務局長は、12日記者会見で、新型コロナウイルスの過去1週間の新規感染者数が1500万人を上回り、ほぼ全ての国でデルタ株からオミクロン株が主流になっていると述べた。
その上で、オミクロン株はデルタ株と比べて重症化リスクは低いが、現在も1週間に約5万人が死亡しているとして、ワクチンを接種していない場合は危険であると改めて警戒感を示した。
またWHOは、世界の90カ国以上がワクチン接種率40%という目標を達成していないことを伝えるとともに、欧米各国で広がりつつあるワクチンの義務化については各国政府に慎重な判断を求めていて義務化は最後の手段であることを強調した。