アメリカ政府は新型コロナウイルスの新規感染者が前の週に比べ、約1.5倍に急増し、医療体制などのひっ迫につながっていると警鐘を鳴らした。

ホワイトハウスの新型コロナ対策チームは12日、11日までの1週間の平均で1日あたりの新規感染者が前の週に比べて、約75万1000人と、47%増加したほか、1日のあたりの死者も1600人と、40%増加したと発表した。
CDC=疾病対策センターのワレンスキー所長は、オミクロン株による急速な感染拡大で、「医療システムへの負担がかつてないほど大きくなっている」と指摘し、ワクチン接種や屋内でのマスク着用を呼びかけた。
一方でワレンスキー氏は、各国の状況から「国内の感染者は今後、数週間でピークを迎える」との見通しも示した。