「見えない状態でシュートをしたり、ドリブルで相手を抜いたり、とにかくびっくりした。『ガイド』をやるということに火が付いたというか、これは絶対に楽しいだろうなって思った」

日本ブラインドサッカー協会の神山明子さんは、大学生の時に初めて見たブラインドサッカーに衝撃を受け、その魅力にハマったという。

見える人も見えない人も一緒にゴールを目指す

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すぐにクラブチームの活動に参加。

2021年の東京パラリンピックでは、日本のマネージャーとして選手を支えた。

クラブチーム「パペレシアル品川」では「ガイド」というポジションを担当している。

「ガイド」は、ボールの位置や相手ゴールまでの距離などを選手に声で伝える重要な役割。

見えない相手にしっかりと伝わっているか、試合中もコミュニケーションを重ねていく。

パペレシアル品川に所属する寺西一選手は、「一方通行の情報発信だけでなくて対話があるので、僕らと一緒に点を取るというところに対して積み上げていってくれる」とガイドの大切さについて語る。

視界を閉ざしてプレーする選手たちに声でボールや相手選手、ゴールの位置を伝えてプレーをしていくブラインドサッカー。

協会では定期的に「体験会」も開催している。参加者たちは最初、恐る恐るプレーをするが、周りの声に助けられながらゴールを目指していくと、見えない世界で喜びを分かり合えるまでになる。

見える人も見えない人も一緒になってゴールを目指すプラインドサッカーについて、神山さんは「見える方にとっても視覚障害がある方々に対する考えがすごく変わるスポーツだと思う。お互いに分かり合える状況がたくさんできれば、社会ももっとつながっていけるのかなと思います」と話した。

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