破るのが楽しいのだろうか? 子どもやペットがボロボロにしてしまうことも多い障子。
基本的には障子紙を使っていると思うが、破られないようにある素材に代えて張り替えたという投稿が話題になっている。
“年末は必死に障子の張り替え
猫にズタボロにされ続けてきた結果
ぜんぶ布にした仕様がこちらです”
このコメントとともに投稿された画像に写るのは、ピンクや紫などの柄が目を引く色鮮やかな障子だ。

一緒に写っているのは、ズタボロにしていた張本人の猫だろうか。破れていたという面影がないほど障子は素敵に変身を遂げている。
年末は必死に障子の張り替え
— Econeco (@ECONECOxxx) January 5, 2022
猫にズタボロにされ続けてきた結果
ぜんぶ布にした仕様がこちらです pic.twitter.com/PGbE0SwMr5
投稿したのはイラストレーターの絵子猫さん(@ECONECOxxx)で、猫の名前はちくわちゃん(メス・4歳)。

“破れる紙”から“破れにくい布”に変更し、それもカラフルな布を使ったことから、このような素敵な障子になったのだ。
Twitterでも「とてもセンスあるわぁ」「むしろ美しい…!」などと称賛するコメントのほか、「このまま長く保ちますように」「猫ちゃんの反応とその後が楽しみです」とのコメントが寄せられ、17万6000いいねが付いている。(1月12日時点)
布の前にも色々な素材で試行錯誤
布となると、猫でも破ることは難しいことだろう。では実際、ちくわちゃんの行動に何か変化はあったのだろうか? 現在も破かれずにいるのだろうか?
絵子猫さんに話を聞いた。
ーーなぜ、障子を布で張り替えることにしたの?
障子は猫がボロボロにするので(よじ登るから木枠まで折れている)、猫対策にプラスチック製の紙やプラダンボールにしたり、試行錯誤してきたのだけど全部ダメで。もしや布なら、と思いつきました。

ーー作業はどのくらいかかった?
張り替え作業は、布を切るのも含め障子1枚仕上げるのに6時間かかりました。やり始めてすぐ、大変さに気づき後悔しましたが、時すでに遅しでやりきりました。

ーーどうやって張り替えた?
グルーガンで貼りましたが、布なのでピンと張りながら接着するのが大変でした。たまに火傷しそうになりました。柄の並びは全体的にバランスを見ながら、でも全く計画性はなく、貼っていきました。

ーー張り替える前、障子はどういう状態だった?
障子(仏壇)の上に神棚があるのですが、猫が神棚に登るために、障子を使っていました。どちらも悪いのですが、さらに神棚の水を飲むという悪さを働いていました。

布にしてからは一度も登っていない
ーーちくわちゃんについて教えて
ちくわ、メス、4歳、保護猫、温厚だけど求めすぎると攻撃されます。

ーー張り替え後、ちくわちゃんの様子はどう?
布にしてから、まだどうやら登れないようです! 下の方を登りかけましたが、諦めてそれ以上、上には行きませんでした。
ーー家族の反応は?
夫の両親とも同居しているのですが、みんなに、派手!と言われました。

ーーその後、破かれてはいない?
神棚に登れないのか、仏壇に上がっているところを現行犯逮捕しました。今のところ、破けておりません!


ーー話題になったけど、どう思う?
バズるのは初めてで、JKの娘にも、友達からママの投稿回ってきた!ってラインが来たらしく、さすがにびっくりです。
ーー今後、他の場所もリメイクする予定はある?
次は、猫にズタボロにされた、ふすまを何とかしたいです!
途中で登るのを諦めたということは、ちくわちゃんはもう破くことはできないと気づいたのだろうか。それとも他の方法で今後、何とかして登ってしまうのだろうか。絵子猫さんによると、次は「ふすま」も考えているとのことで、ちくわちゃんとの“攻防”はまだまだ続きそうだ。