100%収容で満席となった川崎市とどろきアリーナで新年2連勝スタートを切った。

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川崎ブレイブサンダースは78―68で三遠ネオフェニックスに競り勝ち、東地区首位の千葉に並ぶ20勝目を挙げた。最終クオーターに新キャプテンの藤井祐眞(30)が10得点を奪う活躍で接戦を制した。

昨年末に特別指定選手として再びチームに加わった日本大学1年の米須玲音(18)も、この試合で得点こそ挙げることはできなかったが、5分39秒の出場時間で持ち味を発揮した。

「この2試合は第2クオーターの途中から出場させてもらって、結果早い展開を作れて得点にも繋げられたことは自分でも評価できると思う」

出場機会は第2クオーター残り5分39秒にやってきた。15-16と1点ビハインドの展開で、ボールを受け取った米須はコーナーに陣取るパブロ・アギラール(32)に素早くパス。アギラールが逆転の3ポイントシュートを放ち、戦況を変えるアシストをマークする。その後も素早いパス回しでチームの起点となり、4分半で2得点だった川崎は米須の起用後5分半で17点を奪った。

随所で守備でも光った。

「ディフェンスでもボールマンへのプレッシャーでアタックするように指示があって、それを遂行できたかなと思っている」

三遠のベテラン山内盛久(31)や松脇圭志(24)にアグレッシブなディフェンスを展開。山内が転倒するほどの激しさだった。

12月24日の大阪エヴェッサ戦ではわずか10秒だった出場時間は翌25日の同カードでは12秒、29日の茨城ロボッツ戦には11分21秒、2日の三遠戦には12分39秒とどんどん伸びている。

「これからプレータイムが伸びても、チームの力になれるように頑張りたい」

佐藤賢次ヘッドコーチ(42)も米須について「練習を見ていても良いプレーをしていることが多いので思い切って起用している。今日の試合では彼が出ている時間帯が一番流れが作れていたと思う。戦力として機能している手応えはある」と高く評価。

「昨季の積み重ねがあっての今季なのでフィットするのも早いし、ディフェンスの強度も去年よりも上がっていると思う。非常に成長しているのでもっともっとステップアップして欲しい」と大きな期待を寄せる。

2日後の1月5日には強豪アルバルク東京との天皇杯クォーターファイナルが控える。

「天皇杯は負けたら終わりなので、自分が出る出ないに関係なく、チームメートに力を与えられるよう頑張っていきたい」と米須。期待の18歳が天皇杯連覇へどんな力を与えてくれるのだろうか。

川崎78-68三遠
(3日・とどろきアリーナ)

記事 332 加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。