新型コロナウイルス対策としてすべての世帯に配布された布製マスク、いわゆる“アベノマスク”の廃棄に約6000万円がかかる見通しだ。
新型コロナウイルス対策で2020年に配られた“アベノマスク”が8000万枚以上余剰在庫になっている問題について、厚生労働省は2021年度末までに介護施設や自治体などへの配布を行った上で、残った分については廃棄する方向で調整している。
関係者によると、仮に今残っている8000万枚すべてを廃棄すると、6000万円近くかかる見通しだという。“アベノマスク”の保管には、2020年度は約6億円がかかっていた。