2021年も残すところわずか。札幌市のデパートの「お歳暮商戦」では、長引くコロナ禍ならではの変化がみられた。

デパートの客:
お世話になっている人に、海産物や札幌ラーメンなどを

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デパートの客:
コロナ禍で外出できないので、家で食べられるもの

札幌市中央区のデパート「札幌三越」が開設したお歳暮用ギフトセンター。2000点を超える品ぞろえだ。

2020年に比べて売れ行き好調の「お歳暮商戦」

売れ行きは好調で、2020年に比べ2割ほど増えているという。コロナ禍が長引く中、2021年の人気となった品は?

札幌丸井三越・本間彩織さん:
フォーマルなお歳暮としてのギフトというより、カジュアルなもの。なかなか会えない親戚や友人へのちょっとした挨拶や、クリスマスや正月を自宅で少しぜいたくに過ごす自家用の需要が増えている

「コロナ禍ならではの特徴」が商戦に

2021年の傾向、一つ目のキーワードは「カジュアル」。

長らく会えないでいる人に気軽に贈ることができる、日持ちする洋菓子の詰め合わせが人気だ。

そして、二つ目のキーワードは「自家用」。

年末年始は出かけずに自宅で過ごそうと、自分用に少しぜいたくな商品を買う人が増えている。
人気を集めているのが、日本を代表する名門ホテル「帝国ホテル」のグラタンだ。

濃厚なホワイトソースに魚介の風味がきいていて、サケもごろっと入っている、ぜいたくな品だ。温めるだけで食べられる手軽さがうけている。
さらに…

お歳暮の定番ビールにも変化が見られる。本数が多いものが人気だ。

三つ目のキーワードは「大容量」。

行動規制が緩和されたことから、この年末年始は人が集まる機会が増えることが予想される。そのため、大勢で楽しめる大容量のものも選ばれている。

コロナ禍で変わる人気のお歳暮の品。12月20日までの期間中、年末年始の過ごし方も考えながらお気に入りの品を探してみてはいかがだろうか。

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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