国民生活センターによると、大手百貨店の偽通販サイトに関する相談が2021年度(4~9月)で約800件寄せられている。
うち600件が高島屋の偽サイトで、「コロナ禍で傘下の免税店が閉店になる」とかたり、高級ブランドが80%以上の大幅な値引きをしたと見せかけて偽物の商品を販売しているものが多いそうだ。

10月に入り、高島屋以外の大手百貨店をかたるサイトも出てきているという。
消費者からは「100万円以上する高級腕時計が在庫処分で2万9000円で載っていて、大手百貨店なので信用して注文した。代金引換で届き、確認したら偽物だった。返金してもらえないか」などの相談が寄せられている。

国民生活センターは、「高級ブランドが大幅に値引きをすることはない」とした上で、
・百貨店の公式ホームページかどうか隅々までチェックする
・支払い方法が代金引換しかない場合は注意する
・不審に思った場合はすぐに消費者生活センターなどに相談する
など呼びかけている。