“苦節10年”のウインナーが切り拓いた売れ筋弁当

大ヒットしたローソンストア100の弁当。その第2弾として「ミートボール弁当」が11月10日に発売された。

2021年6月、ローソンストア100から発売された「ウインナー弁当」。ごはんにウインナーが5本だけという究極のシンプルさ。そして、216円というお値打ち感で話題となり、発売4カ月でなんと50万個を売り上げる大ヒットになった。

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その勢いに乗って“第2のウインナー弁当”が発売された。それが「ミートボール弁当」。値段は今回も216円だ。

ごはんにデミグラスソースがかかった直径約2.5センチのミートボールが6個のみ入った、ウインナー弁当同様、今まで見たことのない新しいお弁当だ。

ウインナー弁当に続いて、ミートボール弁当を開発した担当者に話を聞いた。

ローソンストア100 林弘昭さん:
ウインナー同様で、お弁当の中に入っていることは多いですけども、メインになれない商材

目の付け所は「今まで主役になれなかったおかず」を前面に打ち出すこと。おかず一品、一本勝負。だからこそのこだわりもあるという。

ローソンストア100 林弘昭さん:
甘酢系にしたりだとか、ケチャップの方に近いような味であったり、塩コショウ…。いろいろ考えたんですけど、最終的にはデミグラスソースを使わせていただいて。どこか懐かしいような、昔の洋食屋さんを思い出すような味に

さらに216円という価格を実現するため、余計なものはとことん省いてコストも抑えた。

ローソンストア100 林弘昭さん:
おかずとご飯の間に入っている「バラン」という緑色の柵をなくすのもそうですし、上にプラスチックの蓋みたいなものが付くと思うんですけど、それをあえてラップという形で簡易的な包装にして(コストを)抑えるようにしています

お店での反応は…。

ローソンストア100 恵方町店の店長:
1日20食限定になっているんですが、全て完売になっています

早くも売れきは好調のようだ。ちなみに開発者の林さんは、前回の取材ではこんなことを言っていた。

林弘昭さん(前回の取材時):
ただのウィンナーとご飯だけっていうことになってしまいますので、顔にならないだろうと。(開発までに)10年かかりました

商品開発のスタッフからは猛反対され、構想から発売まで10年という歳月がかかったそうだが…。

ローソンストア100 林弘昭さん:
「すごいな」というふうに変わりましたね

手のひら返しでガラリと反応が変わり、今回はスムーズに販売にこぎつけた。ミートボール弁当は、ローソンストア100の全店舗で発売中。

(東海テレビ)

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