寒さが本格化する中、欲しくなる「電気ファンヒーター」。いまの時期は、新商品が勢ぞろいしている。
今回の「スゴ撮」は、“スポット暖房”としてピンポイントに部屋や体を暖めてくれる「最新電気ファンヒーター」の性能を調査した。

強温風で“加湿機能”付きヒーター

女性A:
寒くなってきたので、暖房器具とか今 探してます

女性B:
暖かいヒーターとか欲しいなって

寒さも厳しくなってきたいま、欠かせないのが「暖房器具」。その中でも、家電量販店のビックカメラ有楽町店で 一番人気が…

ビックカメラ有楽町店 家電コーナー・土屋彰範さん:
電気ファンヒーターが特に人気を集めています

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エアコンだけでは暖まらない足元などをすぐに暖められる“スポット暖房”として、コンセントにさすだけですぐに使えることから人気になっている。

しかも、エアコンと併用して上手に使えば設定温度も下げられ、節電効果も期待できるそうだ。

ビックカメラ有楽町店 家電コーナー・土屋彰範さん:
「加湿機能」付きファンヒーターがオススメ

加湿機能がついたものが、乾燥や冬場のウイルス対策として注目されている。

その中で、ビックカメラのオススメが…

ビックカメラ有楽町店 家電コーナー・土屋彰範さん:
こちらのシャープの「プラズマクラスター加湿セラミックファンヒーター」

この新商品は、加湿しながら暖房を行うことができる上に、空気清浄機能付きという今の時代に最適な1台3役の優れもの。
シャープ「プラズマクラスター加湿セラミックファンヒーター」(HX-PK12)2万9000円(番組調べ)

さらに温風が進化しているというので、その実力をスゴ撮する。

まず、同じメーカーの従来品と今回の新商品の温風を、同じ条件で真上からサーモグラフィーで比較。
すると、新商品の暖かさは、想定の範囲を飛び越えてしまった。

再び画面のサイズを広げて計測したが、遠くまで温風を届けられていることがわかる。

従来品と比べると、暖かさの差は一目瞭然だ。

次は、スモークを出して比較してみる。
まずは従来品から。スモークが温風にたなびき、前へ進んでいくことが分かる。

次の新商品は、足元を温風で包み込んでくれそうな勢い。

比較してみてみると、新商品の方は力強く直線状にスモークが進んでいくことが分かる。

さらに加湿機能もついているが、部屋を乾燥させないだけではない。

シャープ空調・PCI事業部・内村謙介さん:
部屋が乾燥していると暖かさを感じにくいといわれていますので、一緒に加湿していたら体感温度がより暖かく感じる

同じく加湿機能がついたヒーターは、10月にアイリスオーヤマからも発売。
それが「大風量加湿セラミックファンヒーター」2万4200円。

加湿機能に加え、商品のもうひとつの特徴は…

アイリスオーヤマ家電開発部季節家電課 マネージャー:
弊社で取り扱っているこれまで開発してきたセラミックヒーターの中で、計測値上もっとも風量が大きな形になっています

スモークで見てみると、温風はただ強いだけではなく広い範囲に届いていることがわかる。

1台で「冷暖」あわせ持つから年中活用

次に、街で気になる機能を聞いてみると。

女性C:
冷風・温風できたら一番いいですね

女性D:
オールシーズンこれ一台で~って(いうのが欲しい)

オールシーズン使いたいという多くの声があった。
そんな要望に応える商品が…

ビックカメラ有楽町店 家電コーナー・土屋彰範さん:
パナソニックの「Hot&Cool」という商品でございます

10月に発売されたばかり。温かい風も涼しい風もあわせ持ち、年間通して使うことができるという商品。
パナソニック「『ナノイーX』搭載ファンヒーターHot&Cool」3万3000円前後。

上についているボタンを押すだけで簡単に切り替えることができる。

小山内鈴奈アナウンサー:
風が来ました。え~なんかスゴイ。どこから来ているのか見た目では分からないですね

目立つ吹き出し口はないが、そこにはある秘密があった。

パナソニック ランドリー・クリーナー事業部国内マーケティング部・永田観月さん:
「コアンダ効果」という効果を活用した商品

「コアンダ効果」とは、本体近くを流れる空気を本体に沿って引き込む効果のこと。

この効果を使って左右から流れる温風を正面でぶつけ、前へ流すことで立体的で包み込むような気流を生み出している。

また、左右の風量を自動的に調節し、首振りせずに風向きを変えることもできる。

手前に風船を置いてみてみると、右側に風が来たら赤い風船が激しく動き、

左側に風が移動したことで黄緑の風船が動き出し、左右に風が流れていることが分かる。

小山内鈴奈アナウンサー:
もう体全体が暖かくなります

1万円以下…小型で暖かい商品が人気

他にも、最近は1万円以内で買えるコンパクトタイプの電気ファンヒーターが人気。

例えば、シロカ「温度調節・人感センサー付き 足元ヒーターまめポカ」5980円は、持ち運びも便利なコンパクト設計になっている。 

そして、トップランド「コンパクトセラミックヒーター 300W」4708円は、その名の通り…

小山内鈴奈アナウンサー:
スゴいコンパクトです!えっ!軽いです

重さはわずか約820グラム。気になる暖かさの方は…

小山内鈴奈アナウンサー:
すぐ暖かくなります!すごい

温風は弱・中・強と3段階に切り替えが可能。

また、インテリアショップ「フランフラン」でも、2021年新たに小型のファンヒーター「トルタ ファンヒーター」を発売。値段は3980円と超格安だ。

重さはわずか約730グラム。5色展開でバリエーションも豊富に揃っている。

小山内鈴奈アナウンサー:
風も遠い範囲でも、ちゃんと届きますね。

そして、コンパクトタイプの注目商品がアピックスインターナショナル「360°セラミックヒーター」参考価格9980円。

小山内鈴奈アナウンサー:
すごい!全方向から風が出ています。これはどこにいても暖かくなれそうです

では、全方向から出てくる温風の伝わりかたをスゴ撮する。
まず、上面の温風の吹き出し口をフェザーモールで囲い、スイッチオン。

動かしながらサーモグラフィーで見てみると、吹き出し口にモールを近づけるたびに色が変化し、暖かさが全方向にしっかりと送り出されているのが見てとれる。

モールも隙間なくそよいでおり、360°風が流れていることが分かる。

ダイニングやリビングでの暖房ムラをなくし、家族で使えるスポット暖房として活躍してくれそうだ。

この機会に、好みのタイプを見つけてみてはいかがだろうか。

(「めざましテレビ」11月8日放送分より)