児童生徒の問題行動や不登校などに関する、2020年度の調査結果が公表された。

宮崎県内のいじめの認知件数は2019年度に比べて減ったものの、不登校の児童生徒数は小中学校がここ10年で最多となった。

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いじめ認知件数 1万741件で全国的にも高く

この調査は文部科学省が毎年行っているもの。

2020年度、県内の小中学校・高校・特別支援学校を合わせたいじめの認知件数は1万741件で、新型コロナの影響で授業日数が減ったことなどもあり、前の年度から約4300件減少したものの、1000人あたりの認知件数は全国で2番目に高くなっている。

中には、県外から帰ってきたり、体調不良で欠席したりした児童生徒が「コロナだろ」と、からかいを受けた事例もあったという。

また、不登校の児童生徒数は小学校が457人、中学校が1079人と、いずれも2010年度以降最多となっていて、県教育委員会は「新型コロナが原因となった事例など調査結果を細かく分析し、各学校への指導・助言に生かしたい」としている。

(テレビ宮崎)

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