「拷問、なぶり殺しといっても過言ではない」

栗原心愛さん虐待死事件で、父親に懲役18年が求刑された。

栗原勇一郎(42)被告は、2019年1月、千葉県野田市の自宅で長女の心愛さん(当時10)に虐待を繰り返して死亡させた、傷害致死などの罪に問われている。

9日の論告で検察側は「勇一郎被告は心愛さんに責任を押しつけていて、未だに心愛さんを虐待し続けている。虐待は凄惨かつ非道で、拷問、なぶり殺しと言っても過言ではない」と指摘し、懲役18年を求刑した。

法廷では、最後に勇一郎被告が、「家族にとって、自分にとって、いいことも悪いこともありのままにお話ししてきた」と意見を述べ、結審した。

判決は3月19日に言い渡される。

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明らかにされた事実があまりに深刻

Live News αのスタジオでは津田塾大学の萱野稔人教授に話を聞いた。

三田友梨佳キャスター:
失われた心愛さんの命に対して、検察は懲役18年を求刑しましたがどう捉えますか?

津田塾大学・萱野 稔人教授:
まだ短いんじゃないかという声があることはわかりますが、検察としては相当思い切った求刑をしたと思います。傷害致死だと最高刑は20年。そのなかで18年なので、亡くなったという結果の重大性と、明らかにされた虐待の事実があまりに深刻で、かなり厳罰方向に求刑したと評価できます

行政機関が背中を押すということに

三田友梨佳キャスター:
こうした厳罰化の流れによって、このような悲しい事件を減らすことにつながると考えてもいいのでしょうか?

津田塾大学・萱野 稔人教授:
直接的な抑止力になるかどうかはすぐに言えないですが、行政機関、例えば学校とか児童相談所は虐待問題を感知したとしても「家庭の問題」としてなかなか思いきって踏み込めなかったという現実があります。それに対して、司法、検察が思い切った厳罰化にかじをきる方向になると、行政機関が背中を押すということになるので、家庭の問題にもっと毅然とした態度で介入できるようになるのではないでしょうか

津田塾大学・萱野 稔人教授:
今回も被害者のアンケートを親の抗議によって見せてしまったということもあったので、そういったことが今後なくなっていくという一つのきっかけになってほしいと思います

(「Live News α」3月9日放送分)

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